第１４話 親離れ子離れ ページ22
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「ところでAちゃん…」
『はい？』
「どうして急に俺のお願い聞いてくれたの？
しかも断ったその日に」
『それは…』
ソクジン先輩が不思議がるのも当然だ
“『あの、さっきお断りした送ってもらう件…』”
“『もしよければ、お願いします！』”
“『私も先輩と、一緒にいたいからっ！//』”
最初は“ジョングク”を言い訳に断ったのに、
その日中にいきなりOKの返事をしたのだから…
てか、今思い出すと
私めちゃくちゃ恥ずかしいこと言っちゃった//
それでも先輩はにこやかな笑顔で「ありがとう」
って言ってくれて…今日も彼の車で帰る途中
もうすっかり座り慣れてしまった助手席
いつもより近くに感じるソクジン先輩の声
オシャレなクラシック音楽が流れる車内で、
ソクジン先輩は思い出したように私に聞いた
『ジョングクのために…』
「ウサギくん？」
『はい…いつまでも私がそばにいたら、きっとあの子は成長しないだろうから…(敢えてウサギくんには突っ込まなかった)』
「…そっか。やっぱり君の選択には
あのウサギくんが常に中心にいるんだね笑」
『……』
そう言うソクジン先輩に何も返せなかった
…呆れられたかな？
私のことを好きでいてくれている人にこんなこと、バカ正直に話す私ってデリカシーなさすぎ？
『だけど…』
「……？」
『それだけじゃなくて…』
それ以外にもちゃんとした理由はある
ちゃんとソクジン先輩の目を見て
胸を張って言えること…
「それだけじゃなくて？」
丁度赤信号で車が止まった
そこでソクジン先輩は優しい声で私の言葉を
繰り返し、あの穏やかな笑みで私を見つめた
『私、ちゃんと向き合おうと思って…』
今まで、ジョングクのことばかり考えてきて
自分のことなんてどうでもいいとすら思えた
自分の時間を全てジョングクのために費やし
自分の恋愛は全てジョングクに左右され
自分の癒しは全てジョングクに求めていた
ジョングクは少し私に甘え過ぎていた
それでいて、私自身もジョングクに甘えすぎていたんだと思う
いつも私を笑顔にしてくれる彼は、「弟」のようであり「息子」のようであり、唯一私を必要としてくれた人物だった
そして私も、自分を必要としてくれる人を必要としていた
『自分のことだけを考えながら、
一緒にいたいと思える人を見つけたくて…
先輩の想いに向き合おうと思って…』
いい加減、子離れしなきゃなって…笑
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アヨン(プロフ) - たまねぎさん» お褒めのお言葉誠に感謝致します！（笑）ソッチニのペットなだけあって、やってる事はぶっ飛んでますw w w楽しく書いた勢いでふざけまくりました作者w w w (2017年9月25日 6時) (
レス) id: 5743db23eb (このIDを非表示/違反報告)
たまねぎ - 展開が最高ですwチャングsideナイスですねww (2017年9月24日 18時) (レス) id: ea9a3b0bb1 (このIDを非表示/違反報告)
アヨン(プロフ) - まっさんさん» ヌナが免許を取らせてくれたらこんなことには、、愛する人のためなら、多少の無理もお安い御用です。(ジョングク心の叫び) (2017年9月14日 22時) (レス) id: 5743db23eb (このIDを非表示/違反報告)
まっさん - チャリで全力で車追いかけたジョングクに草生えますwww (2017年9月14日 20時) (レス) id: 4d229e5918 (このIDを非表示/違反報告)
アヨン(プロフ) - モフモフさん» ありがとうございます！これからも楽しんでいただけるようがんばります！ (2017年9月12日 20時) (レス) id: 5743db23eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヨン
| 作成日時：2017年8月31日 9時
