97. ページ47
.
神様は酷い、どうしてココロを持ってはいけないの？
いや、神のせいではないよね。
‘‘「いやだッ！いやだッA！！」’’
あの時のテヒョンの顔が忘れられない、
‘‘「ロボットは泣かないんだよ？w」’’
だったら、あの時テヒョンの目から溢れたものは、何だったの？
『酷いよ、あんまりだよッ…』
彼がここにいて何が悪いの？
もう人は殺さないって、約束したから…
本来の目的を変更できませんか？
そんな願いは虚しく散った。
残ったのは、悲しみと、彼のいない大きな家
ふらつく足で、彼の部屋へ入った。
『うぅ…』
彼が大好きだった、テテちゃんを抱きしめる。
彼のベッドからは、私と同じ柔軟剤の匂い。
枕からは、私と同じシャンプーの匂い。
もういないんだ。
私のこと、忘れてる？
もう一生、会えないの？
JN「……お嬢様」
『遅い』
懐かしい声が、私をそっと包み込む。
『もっと、ずっと一緒にいたかった。
まだやりたいこといっぱいあった。
お別れなんてしたくなかったッ……』
JN「……A」
ジンは優しく頭を撫でて、子どもみたいに泣く私の背中を、なだめる。
幼い頃のように、
今だけは、執事じゃなくて、お兄ちゃんのように…
『テヒョンは失敗作なの？
ココロを持っちゃいけないの？』
なんどもなんども同じ質問を繰り返した。
JN「いいえ、Aだけの傑作だよ。
優しくて暖かいココロを持った、Aだけのもの。」
『ジン……』
JN「よしよし、いっぱい泣いていいよ。
テヒョナの分まで、泣いてあげて」
その日は思う存分泣き続けた、
ジンの胸で、彼の名前を呼びながら…
私はあなたを絶対に忘れない。
あなたに出会えて、本当によかった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 667人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピカソより余裕でテテが好き - もうかなりやばいです！！ラストの話の展開がかなり早かったので詳しいことが知りたいので続編出してもらえるとうれしいです^ ^この話ならずっと読める自信あります！ (2016年6月3日 20時) (
レス) id: dbf633d7c5 (このIDを非表示/違反報告)
ユリってケプソーンな人(プロフ) - アヨンさん» はい！ぜひ読ませていただきます！応援しています！ (2016年5月6日 10時) (レス) id: a6f5df4929 (このIDを非表示/違反報告)
アヨン(プロフ) - ユリってケプソーンな人さん» ありがとうございます（ ; ; ）とても嬉しいです！続編私も書きたいなーなんて思ってます（笑）もしも公開されたらその時はまた、よろしくお願いします^ ^ (2016年5月5日 12時) (レス) id: 5743db23eb (このIDを非表示/違反報告)
ユリってケプソーンな人(プロフ) - ココロを持った 失敗作、とてもいい作品だと思いました！よ過ぎて泣きました！笑 続編も作って欲しいな〜と言う希望も抱いております。笑 何回でも見れる作品でした！ (2016年5月4日 18時) (レス) id: a6f5df4929 (このIDを非表示/違反報告)
アヨン(プロフ) - M.Kさん» そこは私もとても悲しかったです（ ; ; ）ほんとはもっとじっくり書きたかったのですが、お話がいっぱいで大変雑になってしまいました。最後まで読んで下さりありがとうございましたヽ(；▽；)ノ (2016年4月29日 3時) (レス) id: 5743db23eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アヨン
| 作成日時：2015年12月2日 17時
