66.愛しさ ページ16
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JK「それじゃあ、また。」
『うん…元気でね、グク』
次の日の朝、荷物をまとめたグクに玄関先で別れを告げる。
テヒョンはまだ起きていない。
グクとのお別れだけど、あえて起こさなかった
JK「そんな寂しい顔するなよ…別に俺、後悔してないからさ。」
『ごめん、ごめんね。』
気づいたら私の頬には一筋の涙が伝っていた。
自分が経験した失恋の悲しみを、まさかグクに与えるなんて…
私が泣くなんて自分勝手なことだと分かっているけど、優しい笑みを向けるグクを見ると、胸が酷く締め付けられるのだ。
JK「俺、向こうで頑張るから。絶対父さんみたいに立派な政治家になるよ(笑)だからさ、ヌナも…幸せになってよ？」
『うん、ありがとう。ありがとうグク…』
久しぶりにグクに会ってから、私を貶すようなツンデレっぽい感じだったのに、今のグクは昔みたいに幼くて、優しくて素直。
JK「だから泣くなって！なんでヌナが泣いてんだよ(笑)別に、もう会えないわけじゃないしさ、ヌナが実家に帰ってきた時には挨拶くらいさせろよ？一応、幼なじみなんだし。」
『うん。』
JK「ありがとうAヌナ…大好き。」
グクはそっと私の頭を撫でた。
私より小さかったグクが、今は見上げるくらい大きくなって、素敵な男性に変わっていた。
だけど、私の知ってるグクはいつまでも、無邪気でヌナをすぐバカにする、本当に可愛い弟のような子
長い間一緒に遊んで面倒を見てやった、お姉さんとして、抱きしめたくなった。
私も大好きだよと、言ってあげたかった。
でも、その言動はすぐに抑え込んだ。
私が言う'' 大好き ''とグクが言う'' 大好き ''は、違うから…
自分のことを好きじゃない人に抱きしめられたり、期待するような言葉を言われるのは、何より辛いと、私がよく分かってるから…
『また来てね^ ^ いつでも空いてるから(笑)』
JK「俺はヌナと違って暇じゃないからな〜
だいぶ後になるかも。」
『はいはい。』
JK「ははw んじゃ、またね^ ^」
『バイバイ』
グクが黒いリムジンに乗り込み、見えなくなるまで私はずっと見つめた。
笑顔の裏で、こっそりと、私に見えないように涙を拭っていたのも、しっかりと、この目に…
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ピカソより余裕でテテが好き - もうかなりやばいです！！ラストの話の展開がかなり早かったので詳しいことが知りたいので続編出してもらえるとうれしいです^ ^この話ならずっと読める自信あります！ (2016年6月3日 20時) (
レス) id: dbf633d7c5 (このIDを非表示/違反報告)
ユリってケプソーンな人(プロフ) - アヨンさん» はい！ぜひ読ませていただきます！応援しています！ (2016年5月6日 10時) (レス) id: a6f5df4929 (このIDを非表示/違反報告)
アヨン(プロフ) - ユリってケプソーンな人さん» ありがとうございます（ ; ; ）とても嬉しいです！続編私も書きたいなーなんて思ってます（笑）もしも公開されたらその時はまた、よろしくお願いします^ ^ (2016年5月5日 12時) (レス) id: 5743db23eb (このIDを非表示/違反報告)
ユリってケプソーンな人(プロフ) - ココロを持った 失敗作、とてもいい作品だと思いました！よ過ぎて泣きました！笑 続編も作って欲しいな〜と言う希望も抱いております。笑 何回でも見れる作品でした！ (2016年5月4日 18時) (レス) id: a6f5df4929 (このIDを非表示/違反報告)
アヨン(プロフ) - M.Kさん» そこは私もとても悲しかったです（ ; ; ）ほんとはもっとじっくり書きたかったのですが、お話がいっぱいで大変雑になってしまいました。最後まで読んで下さりありがとうございましたヽ(；▽；)ノ (2016年4月29日 3時) (レス) id: 5743db23eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヨン
| 作成日時：2015年12月2日 17時
