おはようございます！ ページ4
そしてメンバーの現場入りの準備が終わるや否や楽屋の扉をノックする音が聞こえた。
ノックの音で慌てて立ち上がった陸。
そして、いつもなら扉が開き誰かを見ている陸だが今日は珍しい日なので扉も自分から開けに行った。
｢おはよう天理！！｣
『おはよう！陸にい！！！』
陸の知り合いかとメンバーは思ったがその後の発言に目を見やる。
それもそのはず。陸がTRIGGERのセンター九条天と双子なだけでも驚きなのに急に陸のことを｢陸にい｣と呼ぶ少女が現れたのだから。
陸が少女を楽屋の中へ通し少女が中へと入ってくる。
『おはようございます。新しく小鳥遊事務所所属になりました。七瀬天理です！
本日はよろしくお願い致します！』
少女は自己紹介をし頭を下げて数秒してから頭をあげる。
そしてアイナナのセンター七瀬陸とTRIGGERのセンター九条天ととってもよく似た笑顔で笑ってみせる。
｢七瀬？｣
一織がメンバー全員の気になっていたことをこぼす。
『はい！七瀬です！』
少女は笑顔のままで答える。
｢七瀬ってりっくんと苗字一緒なんだな、｣
｢何言ってるんです四葉さん。この人学校出よくすれ違う1年で妖精って有名な七瀬さんですよ。｣
｢ああ、だから見た事あったんだ、｣
一織と環の通っている学校。七星学園でよく会うということはこの少女も七星学園なのだなとほかのメンバーも気づく。
｢じゃあみんなにここでタネ明かし！｣
少女以外のメンバーはタネ明かしだと言った陸の方を見る。
｢この子はさっきも言った通り七瀬天理。
俺と天にいの2つ下の妹だよ！｣
唐突の爆弾発言である。
陸の兄弟は兄の九条天だけだと思っていたが、まさか妹までいるとは。
メンバーたちは驚愕で口をポカンと空けている。
『改めて自己紹介させていただきますね。
七瀬陸と九条天の妹。七瀬天理です！
いつも陸にいたちがお世話になってます。』
｢七瀬さんよりしっかりしているのでは？｣
｢なっ！？一織！｣
天理の自己紹介にいおりがポツリ。
それを三月が制した。
｢ええと、とりあえず天理ちゃんね。
俺はアイドリッシュセブンのリーダーの二階堂大和。
それと、あそこのが弟の和泉一織と兄の和泉三月。
そこのソファーに座ってるのが六弥ナギ。
鏡の前にいるのが四葉環と逢坂壮五。｣
『ええと、大和さん、一織先輩、三月さん、ナギさん、環先輩、壮五さん。
これからよろしくお願いします！』
とりあえずリーダーである大和がまとめあげた。
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作者名：@ほの子 | 作成日時：2023年7月26日 2時
