できることなら…２【鬼滅の刃】

療やし 自然と ページ18

本当に




『息子さんから酒を交したと聞きました』





丸くなられた





「あぁ、俺も息子から君のことを聞いてる」





煉獄さん…一体何を話したんですか

あぁ、の具合から結構私の事話してますよね









「息子が迷惑をかけてすまない」





結構というか

殆ど赤裸々に話してるわこれ

父親と言えどもそれで良いのか…煉獄さん





『…この話やめません？』

「そうだな」





私はお団子を食べ

煉獄さんのお父様はお茶を飲む

傍から見たら似てない親子だろう









「揺れている」





地震かと思ったが

それはどうも違うらしく





「何故、そんなに不安定なんだ」





私自身のことを言われていた

全て見透かされている感覚だ





『自分の弱さに…不甲斐なく感じてしまいまして』





そんなことを思っても

時は流れ鬼は人を喰らう

ただただ鍛錬を積むしかないのに









「来い」





立ち上がり早歩きで行ってしまうので

急いで残りのお団子を食べ終え

お代を払おうとしたのだが

いつの間にか私の分まで払われていた





小走りで後を追う

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





着いた先は





「あれ？Aさんじゃないですか」





まさかの煉獄さんのご実家でした

素敵な笑顔の千寿郎がお出迎えをしてくれたが

世間話すらする時間もなく後を追うと









「稽古の前にひとつ問おう」





私に木刀を投げながらそんなことを言う

…この人、私に稽古をつける気なのか

なんで私何かを



















「どれほど強くなりたい」









どれほど…

そりゃ、幾らでも強くなりたい

誰だってそうだろう









そう思ったのに





























『煉獄さんを守れるくらいに』









私の口は自然と言葉を放つ

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