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32. ページ32

「 ごめ…っ、ごめん、すばる… 」



すばるの言葉が痛いほど響いてきた

飾らん真っ直ぐな言葉

昔からそうやった

すばるはいつも素直で直球で






すばるに言ったら…何か変わるかな







「 …すばる、俺…っ 」








〈 メンバーの皆さんがどうなってもいいんですか？ 〉









ああ…どうしてもお前は、その言葉は、

俺を離してくれん






頭の中を巡るその言葉は

俺とあいつとを繋ぐ、決してとれへん鎖








『 おい、ヒナ…？…っ、ヒナ！！ 』









すばるの声が遠くに聞こえる


俺はそのまま意識を手放した

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作者名：なるせ | 作成日時：2017年10月15日 19時

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