恋慕 7 ページ8
？「……ノゼル・シルヴァだ」
貴「ノゼル様、よろしくお願い致します」
Aは、ニコニコと笑っている。ノゼルはプイッと顔を背けてしまった。
貴「!?」
ヤミ「嬢ちゃんが悲しんでるだろー、謝れー」
ジャック「謝れ、ぎんピカ」
ヤミとジャックが悪ノリをしてノゼルの事をギャーギャーと言っている。子供のようだ。
貴「ﾌﾌｯ、姉様のお知り合いは皆様とても、面白いです」
シャーロット「出来れば合わせたくなかったのだが…」
シャーロットは深いため息を一つこぼした。団長達はゾロゾロと準備されているテーブルと椅子に腰掛けた。
シャーロット「A、お前も座って大丈夫だ」
貴「え、でも…」
シャーロット「大丈夫だ、ほら」
シャーロットに言われた通りAは椅子な腰掛けた。隣にはシャーロットとジャックが座っている。
貴「ジャック様、身長おいくつですか?」
ジャック「あー…190ぐらいじゃねぇか?」
細かい数字まで覚えてはいないが、大体は190cmぐらいだ。Aは、小さい頃父上に"高い高い"をやってもらった時のことを思い出した。
貴「凄いです!かっこいいです！」ｷﾗｷﾗ
Aは、キラキラと目を輝かせながらジャックのことを褒めている。
ジャック「ホントに妹かよ…」
シャーロット「貴様もか!!」
ホワホワとしているAと、いつもキリッとしているシャーロットとでは性格が違いすぎる。
貴「姉様と似てませんか？」
ジャック「似てねぇ」
ジャックは速攻で似ていないとAに告げた。ヤミもうんうんと頷いている。
貴「そうでしょうか？」ｺﾃﾝｯ
コテンッと首を傾げている。ジャックはジーッとその姿をを見ている。
ジャック「…」
貴「??」
ヤミ「なんだ、縦長鬼神、惚れちゃった系?」
ヤミはニヤニヤと笑いながらジャックのことを見ている。ジャックはヤミの事をギロッと睨んでいる。
貴「惚れ?」
ジャック「うるせぇぞ、ヤミ」
ニヤニヤと笑っているヤミを睨みながら話している。Aはその姿をクスクスと笑いながら見ている。
シャーロット「全く、Aが優しいから調子にのりおって…」
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作者名：唐墨 | 作成日時：2022年2月27日 1時
