恋慕 3 ページ4
貴「姉様!姉様!見てください!とても綺麗です!」
ついにAは、シャーロットと共に王都に向かい団長会議に出席しようと進んでいる。碧の野薔薇団員であるソルは任務中だ。
シャーロット「そうだな、もう少しで着くだろう」
？「トゲツン女王じゃねぇか、いつもよりトゲトゲてねぇか？」
すると、後ろから聞き覚えのない声が聞こえてきた。後ろを振り返ると無精髭を蓄え、小脇には刀が収められている。
貴「?」
？「?…誰だコイツ?トゲツン女王の知り合い？」
男性はAの事を目視で確認すると、すぐにシャーロットに話を振った。すると、シャーロットはAの自身の後ろに隠した。
シャーロット「妹だ、手を出すなよ」
貴「姉様、このお方は…」
Aは、後ろからジーッと覗いている。男は少し驚いたがタバコをスーッと吸っている。
？「トゲトゲツン女王の妹かよ…はい、どーもヤミ・スケヒロです、よろしくね」
貴「!…A・ローズレイです、お会いできて光栄ですヤミ様」
Aは、ペコッと頭を深深とヤミに下げ挨拶をした。これにはヤミも驚いた。
ヤミ「ホントに妹か?盗んできたろ」
シャーロット「実妹だ!全く…貴様と言うやつは…」
シャーロットは、コホンっと咳払いを一つ。つきながら、ヤミと話している。ヤミに話しかけられて内心心臓がバクバクなのだが、Aがいる前で無様な姿は見せられないと頑張っている。
貴「ヤミ様は団長様なのですか？」
ヤミ「はい、そうです黒の暴牛の団長」
ヤミはピースしながらAに団長であることを伝えている。その姿を見て、Aはクスクスと笑ってしまった。
ヤミ「…まじで、拾ってきただろ」
シャーロット「実妹だと言えば何度分かる!!」
シャーロットは、何度も実妹では無いだろうと聞いてくるヤミに大きな声でツッコミをいれた。
貴「ヤミ様は、姉様のお友達なのでしょうか?」
シャーロット「A?!何を言っているんだ!」
シャーロットは無垢な質問をヤミにぶつけているAにアタフタと驚いている。
ヤミ「そうだ、俺とトゲツン女王は友達。」
シャーロット「!!!」
シャーロットはヤミには見えないところで凄い顔をしながら喜んでいる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：唐墨 | 作成日時：2022年2月27日 1時
