恋募【ジャック】 (ページ13)

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恋慕 12 ページ13

貴「…ふぅ…何とか王貴界からは出られたけど…ここは一体どこ？」

何時間か死に物狂いで王貴界を歩き回り、無事に脱出することが出来た。

貴「周りの人も王族っぽい人じゃなさそう…」

通行人はドレスを着ていたり、高価なマントを羽織った人は見つからない。

貴「よし、聞き込み開始!」

Aは、近くにいた女性に翠緑の蟷螂団はどこにあるのか聞いてみることにした。

女性「え?翠緑の蟷螂?やめときなよ、あんな野蛮なところ」

貴「え?野蛮?」

女性と話していると、その話に今度は若い男性も入ってきた。

男「黒の暴牛と同じくらいやばい団だからな」

ケラケラと笑っている男をみてプクーっと頬を膨らませているA。

女性「しばらく歩けば見つけられるよ」

場所を聞いたAは、一応、お礼をしてズンズンと歩いていってしまった。フツフツと嫌な感情が湧き上がってくる。

貴「野蛮なんかじゃないのに…」