6話 ページ7
貴「はぁ、はぁ……」
Aは、スーパーに付き紅茶の茶葉が売っているコーナーにすぐさま向かい、適当にカゴの中に入れ購入し終えると、そのままの勢いでマンションに向かい、自分の部屋に到着した。肩で息をしながらそのまま、玄関だと言うのにも関わらずヘナヘナと座り込んでしまった。
貴「か、かっこよかった…やばい、タイプすぎる…」
靴を脱いで、ダメになるクッションに思いっきりダイブするA。ジタバタと足をばたつかせてさっきのことを思い出した。
貴「一目惚れだぁ、胸がドキドキする…」
キャピキャピと胸を抑えながら悶絶しているA。こんなところ、サイタマに見られたら確実にイジられる。
サイタマ「おーい、Aいるだろー」
ドンドンッとサイタマが玄関のドアを叩いている音が聞こえた。居留守を使おうとしたAだが、さすがに可哀想なので玄関のドアを開けた。
貴「なんですかー？サイタマさん」
サイタマ「暇そうだな、よし、お前もじいさんのとこ行くぞ」
ドアを開けるとジェノスもサイタマも横に立っていた。
Aは、目をパチクリと動かしながら、なんの事だ？という表情をしている。
ジェノス「Ｓ級3位の"シルバーファング"なサイタマ先生に肉を渡してくれるとのことで、Aさんもよかったら貰いに行きませんか？」
貴「Ｓ級?…Ｓ級って、すごい人じゃないんですか?」
Aは、少し考え."ん"？と頭をん傾げジェノスに質問している。
サイタマ「知らねぇ」
貴「知らないって…私も行ったら貰えるんですか?」
Aが、サイタマに聞くとのほほんとした表情でこう言われた。
サイタマ「まぁ、貰えんじゃね？」
貴「その、根拠を教えてくださいよ、根拠を」
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作者名：唐墨 x他1人 | 作成日時：2022年2月5日 13時
