18話 ページ19
???「全く、何をやっているんだか…」
貴「!…」
後ろの瓦礫の上に立っていた人間が口を開いた。後ろを振り向くと、思いっきり目があった。
???「！まさか、こんなところで会えるなんてね」
貴「!!!……どなたですか」
向こうは完全に分かったようだ。Aは、知らないふりをして乗り切るつもりだが…
アトミック「嬢ちゃん、知り合いか?」
貴「いえ、初対面です」
冷や汗をダラダラとたいりょに垂らしながら話すA。確実に一悶着あったと察したアトミック。
???「やぁ、実際に会うのは初めてだね」
貴「……ｳﾜｯ?!」
いきなり目の前に人間が現れたため、変な声を出してしまった。Aは、アトミックの後ろに瞬間的に隠れた。
???「驚かせてしまって、すまない。君は、電子機器に疎いんだね、何十件と送っているのに既読もないなんて」
アトミック「おい、いきなりなんだ」
直ぐに、アトミックが話を遮ってくれた。Aは、いきなりのことで驚いたが、すぐに顔をしかめっ面に戻した。
貴「最近、メッセージを送ってくる人です」
アトミック「メッセージ?…いま、何十件とか言ったな」
Aが、コソッとアトミックに伝えた。少し、間を開けて、アマイマスクに引きながら、Aに聞いている。
アマイマスク「僕なりのスキンシップだよ、どうだい？会えた記念にどこかに、食事でも?」
Aの手をガッツリ両手で掴み、キリッとドヤ顔で彼女のことを落としにかかるアマイマスク。世の女性達は、これでもう、コロッと落ちてしまうが、彼女は違う。
貴「遠慮します」
キッパリ彼の誘いを断り、アトミックの和服の袖口を掴むA。
アトミック「行かねぇのか?」
貴「無理です、無理。あっちは有名人ですよ?さらし首にされて、終わりです」
Aは、ぶんぶんっと自分の前で勢いよく手を横に振っている。これには、彼も口を緩めた。
アトミック「ﾊﾊｯ、さらし首ねぇ…」
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←17話
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：唐墨 x他1人 | 作成日時：2022年2月5日 13時
