15話 ページ16
???「お前、死んでねぇのか!すげぇな」
貴「そうみたいです…」
会議で、Aが浮かんでいる様子を見ていたヤンキーのヒーローがAに話をぶつけた。しかし、直ぐにヒーロー怪人の元へ向かってしまった。
イアイ「貴方に怪我がなくて、よかった」
貴「すみません、貴方の言う通りにしておけば…」
Aの近くにはイアイが待機しており、何かあったときようの護衛をしてくれる。
貴「(怖かった、絶対死んじゃったと思った)」
Aは、顔面蒼白になりながら少しカタカタと震え出した。その様子をみてヒーローは口を開けた。
イアイ「大丈夫です、師匠たちなら勝ちますよ」
貴「!…はい」
イアイの言葉に励まされ戦っているヒーローたちの応援をするA。
貴「…!!」
すると、突然艦隊が青白い光を放ち始めた。無数の光が段々と大きくなっている。
メルザルガルド『砲撃きた、回避不可能』
貴「…」
Aは、立上がり手を上にかざした。イアイもAを守ろうと立ち上がった。
貴「…止めれた」
砲撃が地上に、落ちる前に砲弾を受け止めることに成功した。イアイは、その様子を見て激しく驚いた。
イアイ「ほ、砲撃が…」
バング「!まさか…」
アトミック「嬢ちゃんか!…」
その場に居合わせたヒーロー立ち、全員がAの元に視線を移した。
貴「砲撃、返します」
クルンっと手を捻ると砲弾は軌道を変え、みるみるうちに戦艦の方に向かって行った。全弾戦艦に命中したのだ。
イアイ「い、今のは、貴方がやったのですか」
貴「!…え、あーっ…ｱﾊﾊ、はい」
Aが、砲撃を止めなかったら皆死んでいたので無意識に使ってしまった。イアイに、詰められｱﾊﾊと苦笑の笑みを浮かべた。
イアイ「一体貴方は、何者なんですか…」
貴「わ、私は善良なる一般人で……」
イアイと会話を続けているA。Ｓ級ヒーロー達の戦いは大詰めを迎えていた。
金属バット「よっしゃ!!終わったな」
バング「たまには、全力運動しないとな」
Ｓ級ヒーロー達は屈強な怪人と戦ったのにも関わらずあまり、応えてはいないようだ。
貴「よかった…」
アトミック「嬢ちゃん、大丈夫か?」
イアイの所にいるAのとこまで、アトミックが走ってやって来た。さっきのことがずっと気がかりだったのだ。
貴「こ、怖かったです」
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作者名：唐墨 x他1人 | 作成日時：2022年2月5日 13時
