14話 ページ15
貴「…あの、船、落ちてこないよね…」
超能力の使い空を飛んでいるA。上には大きな戦艦。落ちてこないか不安になりながらも、アトミックのことを探している。
貴「いない…大丈夫だよね」
大きな音が聞こえた場所に向かったが、何処にいるのか分からない。ドンドンと不安に駆られるA。
貴「っ……!!いた!」
すると、20m程先に怪人と対峙しているヒーロー達を見つけた。Aは、地面に降り、その場に走って向かった。
貴「ハァハァ、よかった、無事だった…」
20mの距離を猛ダッシュしてやってきたA。肩で息をしてしまっている。
???「!ここは、危険です!離れてください!」
貴「!!わ、私なんかより、貴方の方が優先です!早く、治療を!」
危険な戦場にやって来たAに、一括したヒーロー。しかし、彼は左腕を無残にも、切り落とされていた。
???「止血はすんでいる、早くここから…」
メルザルガルド『弱そうなの、見つけた。殺 す…いいと思うよ』
貴「…え」
ヒーローと話していた次の瞬間、目の前には恐ろしい怪人がAに向かって手を刃物に変形させ振り下ろした。
貴「!!…な、なに…」
振り下ろした風圧で、Aの近くにいたヒーローは後ろに吹っ飛んでしまったが、Aは、ピンピンしている。これには、怪人も驚いた。
メルザルガルド『死なない、なんだ、お前』
しかし、攻撃を止めず連続でAに攻撃の雨を浴びせる。Aは、その場にうずくまり頭を手で押えている状態だ。
貴「っ!!…イヤァァ!」
無意識のうちにバリアを貼っていた。それも、超硬度のある強力なバリアを何重にも。しかし、衝撃はAにも襲ってくるので、恐怖しかない。
アトミック「嬢ちゃんを狙うんじゃねぇよ!」
貴「アトミックさん…」
後ろから、アトミックが斬りかかり攻撃の雨を止めることが出来た。
バング「Aくん!無事か!」
すかさずバングが駆けつけAの安心を確認してくれた。Aの目にはうっすら涙が浮かんでいる。
貴「バングさん、私、生きてますか」
バング「生きておるよ、安心しなされ」
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作者名:唐墨 x他1人 | 作成日時:2022年2月5日 13時