1話 ページ2
サ「おーい、Aー、いるかー」
ドンドンと玄関のドアを叩く音が聞こえる。今は、午前11時30分ちょうどお昼ご飯の買い物をしに行こうとした時だ、
貴「はーい、どうしました?サイタマさん」
ガチャっと玄関のドアを開けると、ヒーローのコスチュームに着替えている。
サ「俺、今からパトロール行くんだけど、お前も来るか？」
貴「お昼ご飯の買い物をしたかったので、行きたいです」
エコバック片手にサイタマさんと一緒に街を歩くことに。3円でも節約すれば、山となるってサイタマさんが言ってた。
貴「そういえば…最近、若い男の人をよく、見かけるんですけど…サイタマさんのお知り合いですか？」
サ「若い男?……あー、ジェノスの奴か…俺の弟子になったらしい」
トコトコと街に向かって歩いている。サイタマさんのお弟子さん…普通に強いのかな？
貴「お昼ご飯…何にしようかな…炒飯?麻婆豆腐?」
サ「なんで、中華オンリーなんだよ」
中華が1番美味しいと思う。あ、でも、パスタも捨てがたないな…うーん、どれも好きだなやっぱり←
サ「醤油ラーメン、食いてぇな」
貴「あー、いいですねメンマ多めで!」
パトロールという名の"お昼ご飯何食べたい選手権"になってしまった。
貴「あ、見てくださいよ、この前相談した人」
Aは、ネットニュースをサイタマに見せつけた。先日、Twitterで何故か、アマイマスクにフォローされた事を話したら即ブロックをした。
サ「?…アマイマスク、月9ドラマに引っ張りだこ…なんだこれ」
貴「知りません、私、もっと大人びててカッコイイ人がいいです!!」
Aは、ｷｬｱｷｬｱと言いながら頬を赤らめながらサイタマの事を小突いている。
サ「へぇー、お前彼氏いんの？」
貴「いたらこんな事言いませんよ!!…元彼の話は嫌です!」ﾌﾟｲｯ
Aはプイッとサイタマから顔を背けてしまった。元彼の話をするといつもこれだ。
サ「悪かったって…あ、A。あれがジェノスだ」
貴「え?」
すると、直ぐにサイタマの元に若い青年が現れた。金髪で、いわゆるイケメンな分類な入るタイプだ。
？「先生、お疲れ様です」
サ「おう、ジェノス、友達のAだ」
貴「こんにちは、隣人の皆川Aです。よろしくお願いします」ﾍﾟｺｯ
Aは、ジェノスにペコッと頭を下げて挨拶をした。すると、直ぐにジェノスも同じように頭を下げた。
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作者名：唐墨 x他1人 | 作成日時：2022年2月5日 13時
