笑って、ヌナ。

帰省 ページ41

アッキンダの活動も終わって

仕事にひと段落ついた頃


メンバーの何人かは実家に戻るみたいで



SC「ソラは帰らないのか？」


SG「僕は久しぶりにオモニに会うんです！」



そういうスングァンの笑顔は輝いてて

本当にオモニ想いなんだな、



「みんな帰っちゃうのか……じゃあ俺も帰ろうと思います！」



もうすぐ母の……









日本に付く日はちょうどその日で


バケツと雑巾と花をもってお墓の前に座った

お盆の時期でも無いから

私しかいないか、




「オンマ、元気ですか？私は元気です」



そう言って手をあわせる

去年は忙しくて行けなかったから









？「A……？」



その声に振り向くと


その子もバケツを持ってて


「日菜、」


HN「やっぱりAだ、絶対来ると思った」


「私も絶対来ると思った」





日菜、

私の1番の友達で幼稚園からの友達で

大切な大切な親友で



長い髪を揺らしながらこっちに歩いてくる



HN「もういままでどこ行ってたの？」

「話すと長くなるよ」

HN「急に『借金取りから逃げます！』なんて置き手紙残して消えるんだもの、

軽く海に沈められちゃったかと思った


……本当に生きてる？幽霊じゃ無いよね？」




ペタペタ私の顔を触って確認する日菜

変わってないなーなんて









(なんでソラヒョンだけ休みなんですか？)

(あいつ来たばっかりだし体調崩したりで大変だからな、ちょっと家族に会ったら安心するだろ)

(それにみんな帰るって言わないとあいつ残りそうだし……)

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