笑って、ヌナ。

披露 ページ12

次の日は朝からドタバタだった



朝早くから心配そうなマネヒョンが来て




マ「……大丈夫か？」

「余裕」


なんていうと安心したように息を吐き出したマネヒョン


足元には大きなダンボールが置いてあって




「マネヒョン、それなんですか？」


マ「あ〜これメイクのあいつが、お前にって」





結構重たいダンボールを開けると中には大量のメンズ服が入ってた


そっか、お金もなかったし服も全然なかったもんな


一緒に入ってた紙には


『ファイティン！
ソラペン第一号♡』


と可愛らしい字で書かれてる



オンニ……いや、ヌナに感謝して一通り目を通すと


さすがメイクさん

どれも着こなししやすい服ばかりで



WN「すげ、全部ブランド物」



なんて感心してるウォヌ

……あとでお礼しなきゃな、









マネヒョンに乗せられてスタジオに向かう

他のメンバーは後から来るそうで



マ「じゃあとりあえずこれ見て踊ってもらえる？」



そう渡されたiPadを見るけど


……そうだ、運動音痴なの忘れてた、



続々とスタジオに到着するメンバーに挨拶をしながら

iPadとにらめっこする


……どうしよう冷や汗が止まらない、




全員揃って、

ただ動画見ただけで踊れるはずないだろ！


って内心逆ギレしつつ


時間よ止まれなんて祈りは虚しく


曲が流れ出す


メンバーの目がこっちに向く中


さっきの動画みたいに踊ってみるけど




結果は散々で


HS「……まあ、練習すれば大丈夫だよ」


JN「最初はそんなもんだって！」




なんて優しいフォローがかかるけど

遠回しに傷つくよ……




JH「パフォチームは無しだな」




天使みたいなハニヒョンにトドメの一発をくらう


……運動音痴なのは分かってるよー！

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