最終話 ページ31
美影が化学室を出てから
窓に映る自分の顔を見た
目に涙が溜まっていた
好きな人の前では
涙なんか見せたくなかった
ある時から、
美影と目が合わなくなった
ダンスをしていた時も
美影を見れば、必ず目が合ったのに
それが無くなった
気のせいだと言い聞かせ
美影に何か頼んだら
大崎が対応するようになった
特に変わった事はしてないはずだが
嫌われたのか、と自己解釈した
けどそれは違った
美影は俺を嫌っていなかった
むしろ、好きだと言ってくれた
素直に嬉しかったけど
教師と生徒では、
俺はまだいいとして
あいつはまだ未来がある
それを俺が壊してはいけない
だから美影を、離した
部活に行こうと思って
2年の教室の前を通った
B組に人の気配を感じて
中を覗くと、
美影と大崎が涙を流していた
声を掛けようとは思わず
そのまま部室に足を進めた
せめて、自分の気持ちだけでも
伝えておきたかったが
それで美影が傷付くのは見たくない
ケント「.........俺も、好きだ」
目に溜まった涙が流れる
もう少ししたら部室に行こう
...あの2人が行ってからにしようか
......ありがとう、A
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無汰(プロフ) - オカンさん» この作品で泣いていただけるなんて...！！ありがとうございます！！次も読んでもらえるよう頑張ります！！ (2016年7月26日 7時) (
レス) id: 4717ab85f5 (このIDを非表示/違反報告)
オカン - 私はケント先生が大好きでこの小説を読んだあと泣いてしまいました (2016年7月24日 22時) (レス) id: 7f511ce066 (このIDを非表示/違反報告)
無汰(プロフ) - sinonさん» そう言って貰えて嬉しいです！！ありがとうございます！！話が出来次第また書こうと思います！！待っていて下さい！！ (2016年7月21日 17時) (レス) id: 4717ab85f5 (このIDを非表示/違反報告)
sinon - また先生との物語が読みたいです！！ (2016年7月21日 14時) (レス) id: e853359122 (このIDを非表示/違反報告)
無汰(プロフ) - あさべるさん» 読んでくださりありがとうございました！！次回作もそう言って頂けるよう頑張ります！！ (2016年4月17日 14時) (レス) id: 4717ab85f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無汰 | 作成日時：2016年3月18日 19時
