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第29話 ページ30

ケント「......何を話す?」



A「えっと、1つ先生に伝えたい事が」



ケント「ん?何?」







A「......先生の事が好き、です」



ごめんなさい、って
小さく呟いた




ケント「......俺ずっと美影に嫌われてた気がした」



A「え?何でですか?」



ケント「美影に何か頼んでも大崎がやるし」


あぁ確かに部活の時
よくやってたかもしれない



ケント「廊下ですれ違う時も、内側に行くし」


沙良と先生が近くで入れるよう
私が自主的にやっていた



ケント「......でもそうじゃないなら良かった」



私の行動は先生を不安にさせていた
申し訳なくなった



ケント「嬉しいけど、ここは学校だから」



A「はい、......今まで何かすみませんでした」



ケント「いいよ、...美影にはもっといい人がいる」



この先、絶対にそんな人現れない
先生よりいい人なんていない


だけど私は、


A「.........はい」


としか言えなかった
私にとっては先生だけなのに




ケント「.........泣くな、A」



名前を呼ばれて顔を上げると
先生も涙目になっていた



A「......先に部活行ってます」



私は化学室を出て
沙良が待っている教室まで走った


泣いていた私を
沙良は何も言わずに
抱きしめてくれた

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無汰(プロフ) - オカンさん» この作品で泣いていただけるなんて...!!ありがとうございます!!次も読んでもらえるよう頑張ります!! (2016年7月26日 7時) (レス) id: 4717ab85f5 (このIDを非表示/違反報告)
オカン - 私はケント先生が大好きでこの小説を読んだあと泣いてしまいました (2016年7月24日 22時) (レス) id: 7f511ce066 (このIDを非表示/違反報告)
無汰(プロフ) - sinonさん» そう言って貰えて嬉しいです!!ありがとうございます!!話が出来次第また書こうと思います!!待っていて下さい!! (2016年7月21日 17時) (レス) id: 4717ab85f5 (このIDを非表示/違反報告)
sinon - また先生との物語が読みたいです!! (2016年7月21日 14時) (レス) id: e853359122 (このIDを非表示/違反報告)
無汰(プロフ) - あさべるさん» 読んでくださりありがとうございました!!次回作もそう言って頂けるよう頑張ります!! (2016年4月17日 14時) (レス) id: 4717ab85f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無汰 | 作成日時:2016年3月18日 19時

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