第2話 ページ3
沙良「こんにちはー！」
部室のドアを開けて
沙良の明るい声が通った
A「...こんにちは」
沙良とは違って
私の暗い声も皆には聞こえていた
ウィト「こんにちは！」
私の暗い声にも
優しいウィト君は
明るい声で返してくれる
ケント「今日は遅かったな、お疲れさん」
先生の笑顔に
沙良は心を弾ませ、
私は胸を締め付けられる
私は先生から離れるように
タツキ先輩の所へ行った
タツキ「...今日元気ないね、大丈夫？」
いつも笑顔でいてくれる先輩が
私のせいで不安げな表情を
浮かべていると思うと
どこか申し訳ない気持ちになった
A「......ちょっとお腹痛くて」
苦笑いしてでっち上げた嘘に
先輩は何も言わず
私の手に飴を握らせ
タツキ「無理しないでね！」
といつもの笑顔を見せてくれた
沙良が先生の事を好きだと言った日から、
私は用事のない限り
先生に近づかないようにしてきた
先生に伝言を頼まれたら
沙良に伝えて、
代わりに伝えてきて貰ったり
廊下ですれ違う時なんかも
沙良と先生が近い距離で入れるよう、
場所を入れ替えたり
沙良が先生に近づきたいんだか
私が先生を避けているんだか
分からなくなるくらい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
無汰(プロフ) - オカンさん» この作品で泣いていただけるなんて...！！ありがとうございます！！次も読んでもらえるよう頑張ります！！ (2016年7月26日 7時) (
レス) id: 4717ab85f5 (このIDを非表示/違反報告)
オカン - 私はケント先生が大好きでこの小説を読んだあと泣いてしまいました (2016年7月24日 22時) (レス) id: 7f511ce066 (このIDを非表示/違反報告)
無汰(プロフ) - sinonさん» そう言って貰えて嬉しいです！！ありがとうございます！！話が出来次第また書こうと思います！！待っていて下さい！！ (2016年7月21日 17時) (レス) id: 4717ab85f5 (このIDを非表示/違反報告)
sinon - また先生との物語が読みたいです！！ (2016年7月21日 14時) (レス) id: e853359122 (このIDを非表示/違反報告)
無汰(プロフ) - あさべるさん» 読んでくださりありがとうございました！！次回作もそう言って頂けるよう頑張ります！！ (2016年4月17日 14時) (レス) id: 4717ab85f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：無汰 | 作成日時：2016年3月18日 19時
