【アルスマグナ】涙は枯れるまで【九瓏ケント】

第15話 ページ16

なんだかんだで授業も終わり
放課後になった


沙良「ねぇ部活行く前に図書館行っていい？」



荷物を持った私に沙良は聞いた
すぐに行かなくても何も言われないし
寄り道感覚で私も部活前に
どこかに行くのは何気に好きだった



A「いいよ、何か借りるの？」



沙良「んーちょっと調べ物？」



それは先生に関係してるのかな
なんて気になったけど、短く
分かった、と返した


沙良「時間はそんな掛からないから大丈夫！」


そんな笑顔な沙良と並んで
廊下を歩いた



奏「......今日は部活に来ないのですか？」



丁度、廊下でA組の2人に会った
2人も私達みたく並んで歩いていた


沙良「行くよ！図書館に寄ってからだけど」



アキラ「沙良って本読むタイプに見えねぇな」


意外そうに沙良を見てるアキラ


沙良「私だって本ぐらい読むから！」


アキラの言葉に反抗する沙良



それを奏君と一緒に見ていた


奏「...アキラ、そろそろ行きますよ」



少し時間が経ってから
奏君がアキラに声をかける
私も沙良を連れて図書館に向かおとする



ケント「お前ら早く部活行けー！」


......先生に見つかった
それもそうなのかな
なんて思ったけど、
私と奏君は巻き込まれただけだよね



沙良「図書館は明日行こ！」


私の手を引いて
沙良は部室に向かう



A「うん、分かった」



沙良に手を引かれながら
後ろを振り返った




アキラと奏君が後ろをついてきていて
先生が呆れたように笑っていたのが見えた

第16話→←第14話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す