【アルスマグナ】涙は枯れるまで【九瓏ケント】

第14話 ページ15

先生の声を聞きながら
ノートに書き込む


相変わらず先生の声は落ち着くな、
何て思っているうちに
書き方が少し違っていたみたいで



ケント「あー、美影そこにそれは書かないぞ」


先生に言われて顔を上げると
黒板とは違う書き方をしていた事に気付いた



A「......あ、すみません直します」



ケント「おぅ、......黒板見づらいか？」



A「いえ、大丈夫です」



ケント「遠慮しなくていいんだぞ？」



遠慮してる風に思われてるのか
そんなに控えめな性格に見えるのかな



A「少し考え事してて、すみません」



ケント「......あんま無理すんなよ」



A「...はい、ありがとうございます」




駄目だね、諦めかけてたのに
こんなに話しちゃうと
ずっと先生の事好きになっちゃうじゃん



......本当に駄目だよね



沙良に見られてないかな
誤魔化したけど何か勘付いてたら
何か思われちゃうな



何で友達関係も恋愛も
こんなに上手くいかないのかな

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