恋色の学校

22 ページ23

Aside



しょうくんがなんで怒ってるかは分からない



でも、ニセ彼……






今日は、釣りがある！楽しみ〜♡







先生｢今からこの川で釣りをしまーす。釣竿は男女ペアで1本です仲良くな〜！｣




皆｢はーい｣








自分たちでペアを決めていいって言われたけど……





ニセ彼とやるべきか……







本恋の人とやるべきか……







その2人の方を見ると





二人とも可愛い女の子達にペアになろうとせがまれていた








ニセ彼は、断って私の方に歩いてきた






あ！いけないいけない、しょうくんだったw







平｢こいつが俺の、彼女皆忘れてんの？｣





その言葉は、ズルい！






一瞬で顔が暑くなった




本恋じゃないのに…





海｢ちょっと待って……オレ、こいつの事好き…｣





『ふぇ？？？？？』




思わず変な声が出てしまった






って、まってぇぇええええええ！！！！






え？今、すすすすすすす、好きって言ったァー？？






開いた口が塞がらない…






今、すっごいマヌケな顔してるんだろーなー…





2人を囲んでいた女の子達が私を睨みつける





そりゃあ、こんな地味な私に構ってくれるんだよ？！



なんで可愛い子のところに行かないの？




嬉しいけどね……









海人くんは、私の手首を掴み1本の釣竿を持って歩いていく







『え、ちょっいたい〜』





海｢あ、ごめん｣







『あ、あのさ……さっき言ったことなんだけど…』





聞きずらいけど……両思いかもしれない！と少し期待を込めて気聞いてみた









海｢あ、うん、本気。Aちゃんの事が好きだ｣









川に沈めていた釣竿の餌に獲物がついたみたい







でもそんな事はどうでもよくて








今、幸せ……





『彼氏って言ってるけど本当は、私がまたいじめられないようにしょうくんが偽彼になってくれてるの』







海｢付き合ってほしい｣






でもこれからしょうくんがどうなるんだろ？




そう思ったけど





口は、『はい！』




と言っていた








一瞬にして大きな体に包まれた。




ｷﾞｭｯ




海｢しょうさ、俺がAちゃんの事好きって見破られちゃって、応援してくれるって言ってくれて勇気でたんだよね！｣



『え、』







ｶﾞｻｶﾞｻ





『きゃあ！』






平｢あ、｣






しょうくんがいた





え？！もしかして聞いてたの？！

23→←21

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す