【HQ】今日からイケメン妖怪達と暮らすことになりました

Apparition and Shrine Maidenﾟ++ﾟ16 ページ20

「……い……きて……」




『……んん……？』





菅原「……A！！！」


『はいいっ！！！！』



急に大きな声で呼ばれ飛び起きる


目の前には頬を膨らませた菅原さんが。





『……？こんな朝早くどうしたんですか？』




菅原「昨日Aが狸たちのところ行きたいって言ったんだべさ」




『……私、そんなこと言いました？』






昨日、というか倒れてからの記憶が“無い”んだけど……



菅原「…A、もしかして記憶無くなってる？」




『はい』






少し悩んだような顔をしてから、いつもの眩しい笑顔をうかべる





菅原「まぁ、とりあえず狸んとこ行くべ！
Aの家族のこと……ちゃんと説明してもらいな！」







───────
────





澪奈「……説明するよ」



前と同じように連れて行ってもらい、今は家の中。



私と澪姉が向かい合って座ってる
もちろん、母さんや父さん、菅原さんもいる。





澪奈「まず、簡単に言うと、私は半妖。父さんも妖。」


澪姉はゆっくり話していく



澪奈｢2人とも狸の妖ね。母さんは人間だよ

そして……、Aの本当の家族じゃない｣





『！？まって、それはおかしいよ！！！私が小さい頃、澪姉と撮った写真だってちゃんとあるじゃない！！』





宗二｢それぐらいなら俺達は簡単に作ることが出来るんだよ。｣




そう言って父さんはアルバムを持ってきてパチンっと指を鳴らす



すると、そこにあったはずの写真がすべて真っ白な紙になっていった





『う、そ…』





澪奈｢ごめん…ごめんね……。｣

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