5匹 ページ6
赤葦「…やっぱり、Aうちのチームに欲しいですね」
木葉「よーく選手の癖とか見てるよなぁ、なに。あの子バレー経験者?」
木兎「中学まではAはプレイヤーだったぞ!」
ああ、どうりで…と納得する梟谷
白福「じゃあ〜赤葦がAのこと気に入ってて勧誘し続けてるのは、そういうアドバイスとかしてくれるから〜?」
指をクルクルしながら質問をしてくる
赤葦「まぁそれもあるんですけど
8割ぐらいは俺個人の希望ですね」
木葉「バカ正直に言うじゃんw」
木兎「俺もAに来て欲しい!
そんで、練習相手になって欲しい!」
木兎さんの相手なんかしたら怪我しちゃうでしょうに。
誰もがそう思ったが口にはしなかった
赤葦「中学の時から、俺はAのファンなんで。」
そう答えれば、木葉さんが食いついてきた
木葉「ファンって、一目惚れってこと?」
赤葦「まあ確かに見た目も可愛いですけど、プレイとかで魅せられたんですよね。
セッターだったんですよ、A」
中学時代、たまたま女子の試合会場がうちの学校でその時に初めてAを知った
柔らかいセットアップに、スパイカーの最高到達点にぴしゃり、と合わせる精度
スパイクが決まる度、眩しいぐらいの笑顔で喜ぶAをみて、俺は一瞬で目を奪われた
赤葦(まぁ、そんなことAは知らないだろうけど)
ピーーーッ
『試合間5分、経ちました!
準備お願いします!』
まさか高校でこんなに会えるようになるとは思わなかったけどね
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作者名:絃月 | 作成日時:2021年8月28日 15時