10匹 ページ11
なんとなく、勝手に自分の中で境界線を作ってしまっていた
“マネージャーだから”
“支える側として過ごさなきゃ”
誰かに何かを言われたわけでもないのに、勝手に自分の中で決めて
今でも赤葦に言われるまでずっとそのルールに従っていた
でも
『そっか…そうだよね
マネージャーがバレーしちゃいけないなんてそんなルール、ないよね!』
赤葦「ふふっ、少し元気が出たね
明日も練習あるし、俺はもう寝るね。わざわざありがとう」
おやすみ、と言い電話が切れた
『なんか、胸のもやもやが取れた感覚!!
あーーーーーっ、鉄くんと研磨とバレーしたい!』
バレーしたい、なんて久々に口に出した
なんだかとても気分が良かった
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
『バレーしよバレーしよバレーしよバレーしよ!』
黒尾「だぁぁあうっさい!え、なに?なんか変なもんでも食ったの?家出てきた時からずっと言ってるんだけど!?」
研磨「今日体育あるじゃん…」
確かに体育はあるけど、研磨とは経験者ってことで別グループにされるし、鉄くんとはできないし…
『やだやだ、2人としたいのー!』
黒尾「駄々っ子か!!!
つっても、Aからバレーの誘いなんか久々にされたような気がすんな」
しゃあねえ、今度やるか!と頭をわしゃわしゃと撫でながら言われる
『むふふ〜!』
研磨「俺はゲームすr『研磨…』…少しだけね」
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作者名:絃月 | 作成日時:2021年8月28日 15時