すみません、人違いです (ページ20)

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『うん、そうかもしれない。

でもやっぱり、慎ちゃんはアイドルで。
そんな慎ちゃんを応援してくれて好きでいてくれてる子達がたくさんいる。

そんな人達の中に私がズケズケと入っていくのは違うと思う。
もちろん応援はしてる、別れるつもりも無い。

けど、アイドルの森本慎太郎は私が独占していい人じゃない』

納得がいかない、そういう顔をしているけど何も言わないで黙っている

きっと慎ちゃんも分かってる。
ただそれを受け入れることに少し時間がかかるだけ

『幼馴染の森本慎太郎は私だけが見れるからそれでいいの。
疲れちゃった時、辛い時、そういうのを支えられるのは私だけの特権！

…慎ちゃん、まだ不満？』

森｢……じゃない。｣

小さな声でそう言って、はぁぁあ…なんて長めのふかーいため息をつく

森｢もー、分かった！
Aの言うことが正しいと思う。

…俺頑張るから｣

ぎゅーーっと力強く抱きしめられる

『うん。

ちゃんと支えるし応援するからね、任せて！』

慎ちゃんと同じぐらい力強く抱きしめ返した