返せ、私の平穏ライフ (ページ7)

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＃7 ページ7

『凜、京本、おはよー』

田「A、俺はー？」

もう君が私のクラスにいても驚かないよ。

『はいはい、樹もおはよ。
てか樹ママから、ジャージ忘れてるって言ってて預かったけど。』

田「うわっ、さんきゅ！
忘れてるの気づいて北斗とかに借りようとしてたわー」

いや、ほっくん同じクラスなんだから借りちゃったらあの子半袖半ズボンになっちゃうでしょ……

『そりゃほっくんのためにも、ちゃんと持ってきて良かったよ…』

松「俺の話？」

ひょこっと廊下から顔を覗かせたほっくん

『おはよ、ほっくんのジャージは私が守ったよ』

松「ありがとう……？」

わけがわからないといった顔をしているが、説明するのは面倒なのでこのままでいいや。

京「普通に喋ってんじゃん」

『もう諦めたよ、昨日ジェシーとかがカラオケの動画ストーリーにあげた時点で無理だと判断した』

どうとでもなれ精神ですよ、はい

田「あ、じゃあ今度の体育祭の時の役員一緒やろーぜ」

『やだよ、あんたらのやる役員なんて絶対女子の争奪戦になるもん』

凜「確かにねー、去年もそうだったし」

そんな戦いに参加するのはごめんだね

田「ﾁｯ」

『おいこら、舌打ちすんな！』

定期的に現れるこのヤンキーみたいな態度どうにかならない？