返せ、私の平穏ライフ (ページ23)

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＃23 ページ23

少し飽き始めていた大男達も気になってこっちにまた戻ってくる

森｢なに、どれどれー！｣

松｢っえ、これ｣

大男がピシッと固まる

『え、なに』

みんなで顔合わせて固まってるけど、ほんとなに？
怖いんだけど

森｢俺じゃん！！｣

『はぁぁ！？』

突然写真の男の子を指さして自分だと言い張る森本

『いや、どう見ても違うじゃん！
森本にこの可愛さは無い！！』

森｢失礼だな！？
みんなに言われるけど、俺小さい頃はすげー可愛かったんだぞ！｣

嘘だ

転んでめそめそしてたあの可愛い子が森本なわけが無い

森｢えー、すげ！懐かし！｣

ペラペラとその時の状況を話し出す森本は、本当にあの時の男の子なのだろう

『世間狭すぎでしょ怖……』

田｢へー、じゃあタイミングが合ってたら俺も慎太郎に会えてたのか｣

森｢な！｣

松｢ていうかお決まりの流れで、その男の子が初恋〜とか幼馴染が初恋〜っていう話あったりしないの？｣

みんなも気になるのかじっと私の言葉を待っている

『それは……

･

ないね』

田｢ためておいてそれかよ！！｣