返せ、私の平穏ライフ (ページ22)

今日:78 hit、昨日:308 hit、合計:128,416 hit

＃22 ページ22

髙｢別に悪口とかじゃないんだけどさ、なんか女子って感じの部屋じゃないね｣

田｢あー、ある物ほとんどモノクロだもんな｣

『1番シンプルで可愛いでしょ
てことで、お待ちかねのアルバムお披露目ー』

ドンッ、と分厚いアルバムを机に置く

森｢え、分厚くない？
これほとんど樹写ってるやつ？｣

『そ、だって生まれた時から一緒なんだもん』

誕生日も1週間違い、親も知り合い、家も隣。

そうなっちゃうとね？ほとんどのイベント一緒にやるんです

ペラペラとみんなでアルバムを囲みながらページをめくっている

京｢わっ、樹可愛いこれ｣

凜｢めくるのはやい！まだ見てた！｣

森｢Aも樹もちっちぇー！｣

ジ｢泣いてるじゃんこれ！｣

各々が色んな写真をみて指差しては笑って感想を言って、その繰り返し

『ま、所々の写真でわかるだろうけど小さい頃は私が大体樹に引っ付いてる』

田｢一緒行こ！とかついてきて！って何やるにしても俺と一緒がいいーって感じだったよなあ｣

凜｢あれ、田中じゃない男の子が写ってる｣

『…あー、これ公園で泣いてた子。
転んじゃって怪我してたからうちに連れてきて手当したんだよね』

名前も聞いてないし、ほんとに手当しただけでその後はすぐ元気になって帰ってった。

『消毒してた時にお母さんが撮ったやつだね』