返せ、私の平穏ライフ (ページ15)

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＃15 ページ15

凜「Aー、氷嚢ちょっと足りなくなるかもー」

『じゃあちょっと倉庫見てくるよ』

何人か怪我をしたみたいで、のんびりしてた私たちもついに仕事をしていた

『氷嚢、氷嚢……あった』

2.3個追加で持ってけば充分でしょ

倉庫にあった氷嚢を持って、出ようとすると人影が見える

「工藤先輩、ですよね」

『……うん、そうだよー。
何か用？』

そこに居たのは先程樹に写真を撮りたいと言っていた後輩ちゃんと、そのお友達が何人か。

「工藤先輩って、樹先輩と幼馴染だって聞きました。
だからあんなにみんなと一緒にいるんですか？」

「樹先輩と幼馴染だから、北斗先輩とか慎太郎先輩達が相手してくれてるってことですよね？」

んー、完全なるとばっちりだよねこれ

目の前の子達が何やらギャーギャー言っているが、私の頭は思ったより冷静。

つまりは、この子達は樹とかほっくんとかあの6人の中に好きな人がいる子達ってわけだ

「ｯ……話聞いてねーだろ！」

『おわっ……と』

一人の子に話を聞いてないのがバレて倉庫に押される

あ、これまずいやつ

「先輩。先輩があの人たちの近くにいるとちょっと邪魔です。
少しの間、ここに居てください」

そのまま扉をしめられる

『もー…面倒くさ』

これだからあいつの幼馴染は大変なんだよ！！