【ハイキュー】青城のプリンス様は女神に変わるそうです

#47 もう1度振り向かせるから ページ8

黒尾「なぁA。」



『……』





やっほ〜！皆のプリンス桜咲くんだよっ☆




……及川みたいだからやめよ……





えー、私がこんなにおかしくなってる理由はですね。目の前にいる黒尾さんのせいなんですよハイ





動こうにも壁際に追いやられたので。逃げられないんです。





あ、俗にいう壁ドンだよ壁ドン






キュンとしないのかって？






(するにきまってんだろ?!!!)




だって別れたとはいえ、お互い納得してない状態だぞ！？



普通に今でも好きなんだぞ！？






黒尾「なぁ、A。ちゃんと話しよう」

『ヤダ』






腕のしたから出ようとしたけど塞がれた。




黒尾「あの日の……真のことは本当にごめん」



……ごめん、て何さ



黒尾「言い訳みたいになっちまうけど、Aが花巻とか松川とか岩泉とかと写ってる写真をアイコンにしてるのを見て、その……ヤキモチ妬いて……」





『最後の方聞こえないんだけど。モゴモゴ言うのやめてくんない？？』





そっぽを向いてモゴモゴ言う鉄朗に少し苛立つ




黒尾「……ヤキモチ妬いたんだよ!!
それで、丁度真から出かけようって言われて…何かもういいやって思ってOKした。」



『……どのくらい出かけた？』



5〜6回……と気まずそうに呟いた




『そんなに出かけたってことは、別に悪いと思わなかったってことでしょ？
いーんじゃない？別にもう俺には関係ねぇし』



すごい嫌な言い方してるのは自分でもわかってる



でも直そうとも思えない。






『すきにすればいいじゃん。その、真ちゃんにも悪いからこーゆうのやめて』





壁についてあった鉄朗の手を払い歩き出す





黒尾「ｯ、真とはもう何もねぇ！！！！
お前じゃなきゃダメなんだよ！！


･･･ｯ絶対もう1度振り向かせるから！！！！」









(振り向くも何も、最初から気持ちは完璧に離れられてないんだよ……)









こんなひねくれてる私を許してください

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