【ハイキュー】青城のプリンス様は女神に変わるそうです

#43 猫の優しさ ページ4

『ｳｽﾞｳｽﾞ』





どうしよう。


マネージャーとして参加するって決めたのに、もう今すぐにでも試合にでたい……





『ｿﾜｿﾜ』





溝口「おい桜咲！！そわそわしてんな！」





『だ、だって……；；』




こんないい試合見せられたら……





「1本!!あげてくぞおお！！！」



「さっこおおおおおおおい！！！」





「ナイッサー！！！」



「ここ決めてくぞぉぉ！」





熱気がベンチにいる私にも伝わってくる



でも、きっと私の感じている何倍もの熱気をコートの中のみんなは感じてる





(いいなぁ……)






今日第二体育館使って練習しよ……





ﾋﾟﾋﾟｰｯ




試合終了の笛がなり点数を見てみる




29対27


で青城の勝ち





やっぱ日に日に上手くなってるよなぁ、烏野。





『こっわ。』




「何が?」




ﾋﾞｸｩｯ




『ﾋｯｯ……けぇ〜ん〜まぁ〜???
俺の背後に急に立つなよ！！！』




俺の後ろには研磨がいた。ものすごく怖かったです、まる←





孤爪「ごめん。
で、なにが怖かったの?」




『あぁ、烏野との試合だよ試合。上手くなってて怖いなぁ、って』






聴いてきたくせに興味なさげに周りを見る研磨


こ の や ろ う





孤爪「…Aはクロと別れたの?」




『……お前気づくの早くね?鉄朗から聞いたんか？』





ﾌﾙﾌﾙ、と首を降る研磨



孤爪「二人の雰囲気で何となく。
それと一人称とクロの呼び方戻ってるけどいいの」



あ……



『まだ慣れないんだよなぁ……。
というかそれだけ言いに来たの？』





孤爪「A、今…苦しい?」




……は？


『え、研磨？急に何だよw』




孤爪「別れたけど、ホントは別れたくなかったんじゃない?無理して笑って、無理していつも通り装って、つまらなくない…?
前にAは翔陽みたいだねって言ったけど、今のAは翔陽とは似てない。


前まではなんていうか、好きなことをしてて眩しかったけど、今はどんどん光を失って霞んでいってる」





『……』





孤爪「もう1回聞くよ、A。
今苦しい…?」





今の私の気持ち…は…




『苦しい……苦しいよ。
私だって別れたくなかった。でもあんなの見たら耐えられない……』






昨日、枯れるほど流したはずの涙もまた流れてきた







孤爪「…Aの気持ちはわかった。
色々聞き出してごめん。
最後にこれだけ……Aのやりたいようにやるのが1番だからね」

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