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7話 ページ10

「えぇ!?シルクそれ本気で言ってる!?」



「なんだよ、Aまで。ほんとだって。」





あまりに素っ気なく話すシルクになぜかこっちが慌ててしまう。



あんなに幸せそうだったのに、たった半年足らずで別れたなんて。




最低なことだってわかっていながらも、少しだけ心が軽くなってしまった。





「なんで、別れちゃったの?シルクあんなに幸せそうだったじゃん。」




「疲れちゃったんだよ、別に向こうは悪くねぇ。
ただ、俺が受け止められなかったんだ。」



私の問いかけに、シュートを打ち続けながらシルクは答える。




その瞳に灯る僅かな熱に、彼の想いを汲み取って、少しだけ胸が痛んだ。




「だから、これからAもここに来いよな。また一緒にバスケしようぜ。」




シルクは微笑を浮かべて私にボールをパスする。


その言葉に、シルクとまた一緒にバスケができる喜びと、友達以上になれないもどかしさが入り混じる。


私はぐるぐるする感情と共に受け取ったボールでシュートを放った。


私のもやもやを消し飛ばすように、ボールはゴールに吸い込まれる。





「しょうがないなぁ…
いいよ、またバスケしよ。」



きっと、私のこの気持ちは彼に伝えるべきではないんだと思う。


自分の気持ちに蓋をして、彼の隣で笑っていよう。





私は、シルクと一緒にバスケができればそれでいい。

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www - 続きって書けますか? (2019年11月3日 14時) (レス) id: c017dbb3ff (このIDを非表示/違反報告)
www - なるかさん» でしょでしょ?!(笑) (2019年10月5日 21時) (レス) id: bb2f701b11 (このIDを非表示/違反報告)
なるか(プロフ) - wwwさん» これは、続き気になりますねー (2019年10月4日 22時) (レス) id: cc5fc6c73c (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - できたらで良いのですが、番外編のような形で今日の深イイ書いて欲しいです。お願いします。 (2019年9月30日 22時) (レス) id: b3e45f8b93 (このIDを非表示/違反報告)
www - 更新よろしく☆ (2019年9月29日 16時) (レス) id: bb2f701b11 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:來(らい) | 作成日時:2019年9月5日 0時

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