【ONEPIECE】アイのウタ【赤髪海賊団】 (ページ3)

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向日葵が3束ページ3

「まって、あれって…」
「麦わら屋だな」

ステージ上に突如現れた謎の男。
ウタとハグをする彼は、トレードマークの麦わら帽子を被っている。

麦わらの一味船長ルフィ

近くに、ルフィの仲間もいるし間違いないだろう。
腕を引っ張って問いかければ、ローはひとつ深くため息をついた。

どうしたものかとこの後の展開を見守ろうと、離れていた目線をウタに向ければ銃声がする。

「四皇赤髪のシャンクスに娘がいたのか」

ウタの首を狙う海賊やビッグマム海賊団が一気に現れる。
右手を背中に持っていこうとすれば、ローの手が僕の動きを止める。

邪魔するな。と少し横目で見てやれば、顎でルフィ達を指される。

見てろってことか？

「あたしの歌があれば、みんなが平和で幸せになれる！」

「この世に平和なんてものはない。」
「おっとコイツは俺の獲物だ」

着々と進んでいく会話。
いつの間にか曲が流れ始めて、可愛らしい演出と一緒に海賊達は楽譜の音符になってしまう。

「みんな！悪い海賊は楽しい歌になってもらったよ。これで平和になったから安心してね！」

「そーだよ！親子でもシャンクスとウタは違うんだ！」
「よかった～！」

始めよりもさらに大きくなった歓声。
そして語られる今宵のライブはエンドレス。永遠に続くのだと。

このエレジアで。

君の好きな歌を歌いながら。

一体何をするつもりなんだウタ