水が19L ページ19
ヒールの1番尖った部分で私の喉や頬をグリグリと押してくるお姉様。
その動作一つ一つが行われる度に、海賊の皆さんが私のことを心配して呼びかける声が聞こえる。
「だいたい聞いてないのよ。あんたが海賊と手を組むなんて、ここにいる人で計画を実行しようとしてたのに。」
「おい計画ってなんの事だ！！！」
汚物を見るような目で私を睨みつけながら発せられた言葉に、船長さんが声を上げる。
少し考える素振りをした後に、「いいわ、特別に教えてあげる」そう言って私の顔から足を話すお姉様の瞳は悪意に満ち溢れていた。
「この計画は、私の寿命を伸ばす作業なの。つまり、ここに居る若い女達は全員私と一体化してこれから先、私の1部として生きる」
淡々と告げられた言葉に、その場にいた全員が青ざめ目を見開いた。その中には勿論、私も含まれていてサーと血の気が引いていくのがわかった。
私達のいる道の左右で、何百も何千もの女性が泣きながら牢屋から出してと声を荒らげている。
『どうして、こんなこと』
「はぁ？私が長生きするためのコマに過ぎない奴が何ほざいてるわけ？」
震える声を押えて、精一杯喉から出した声。
それすらも軽く蹴飛ばされ、今度は何度も何度も絶え間なく私の体へ鞭が打ち込まれる。
その度に、口から血が出て、その度に苦しくなる。
「ヤメロ！それ以上やったら、こいつ死んじまうよ！」
「なんとかして、この変なの解けないのか！」
「試してるけど、ビクともしねぇ！」
頭上で、捕らえられている船長さん達が脱出しようと試みるがなかなか解ける気配がしない。
それどころか、更にキツく縛り上げられている。
出血のせいでクラクラしてくる頭。
何か策はないのか、何か、何か。
「うるさいわねぇ！」
バシバシと船長さん達を鞭で叩いていくお姉様。
それと同時に、とても長い鞭は色々な場所や物にもぶつかり、散乱状態。
カランカランと音を立てて、転がり中から液体が溢れる。
床にどんどんと広がっていく液体を気にもせず、鞭を打ち続けるお姉様。1度液体に鞭が付いて、そのまま彼らの紐へと打ち込まれる。
これなら、これなら何とかなるかもしれない。
私は、身体中の痛みを無視してお姉様へ一目散へ駆けて行く。私を見たお姉様は、驚いた顔でこちらへ鞭を向けるが既に間合いに入っている私には届かない。
お姉様の足に自分の足を引っ掛けて体制を崩させ、次に持っている鞭を長さを利用しお姉様の体にぐるぐる巻きにする。
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パチュリー(プロフ) - ときたま忍者になる大根さん» その為、作中他の女性陣にもメロメロになっているシーンがありますのでこれといって特別恋愛感情がある訳でも描写している訳でもございませんが、今後の展開も含めてご自由にご解釈なさって頂ければなと思います。この度は、コメント有難う御座いました。 (6月11日 3時) (
レス) id: 319e9235c5 (このIDを非表示/違反報告)
パチュリー(プロフ) - ときたま忍者になる大根さん» 傷が何かしらで開いてしまった際に対応できるように”治るまでは、船にいて”の意味合いがあります。また、サンジは夢主の事は仲間という認識です。恋愛意識は無いですが、他の女性陣同様キャッキャさせております。 (6月11日 3時) (レス) id: 319e9235c5 (このIDを非表示/違反報告)
パチュリー(プロフ) - ときたま忍者になる大根さん» まず1つ目として、夢主は深い傷を背中におっています。傷もまだ治りきっておらず、海の中に潜り手を伸ばし力を入れるだけで傷が再度開いてしまう。というものを作中で表現させて頂いております。そのため、傷を負っている夢主から目を離さないように、 (6月11日 3時) (レス) id: 319e9235c5 (このIDを非表示/違反報告)
パチュリー(プロフ) - ときたま忍者になる大根さん» 御意見御感想をお寄せ頂き誠に有難う御座います。本編の拙い文で理解ができない部分が多々ありましたようで、大変申し訳御座いません。此方のコメント欄にてお答えさせて頂きます。 (6月11日 3時) (レス) id: 319e9235c5 (このIDを非表示/違反報告)
ときたま忍者になる大根(プロフ) - 夢主がみんなに嫌われていなかったというのはわかるんですが、それならなぜ外出させてくれなかったんでしょうか？あとサンジの夢主への態度がほかの女性とは違う気がするのですがこれはサンジが夢主のことを恋愛的な目で見ているからなど意味が含まれているのですか？ (6月10日 5時) (レス) id: 2086425a99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パチュリー | 作成日時：2022年9月26日 0時
