体調が不良気味のようです【QK】-12-

偏頭痛 / ymmt -kkさんリク- ページ41

うわ、これ嫌な予感がするな……。


今は深夜2時。


明日も撮影だしそろそろ寝ようなんて思いながらネットで見た天気予報に直感が働いた。


僕は偏頭痛持ちで、激しい雨だと必ずと言って良い程に激痛が走る。


しかも最近あまりちゃんと睡眠が取れていないから尚更危ない。


山本｢降水確率90パーセント……｣


絶対降るじゃん。


しかも"お出かけの際は注意"って絶対激しいじゃん。


今どれだけ考えたって無駄なことは自明で、僕は諦めて布団に入った。



山本｢痛い……｣


オフィスに向かう電車の中、朝感じていた頭の痛みは激しさを増した。


あと1駅、あと1駅だから。


耐えろ、僕。



長く感じた1駅分の距離もやっとゼロになり、電車から逃げるように下りた。


痛みが少しでもマシになったらオフィスに向かおうと、僕は駅の椅子に座った。


オフィスが駅から近くて良かった……。



それから5分、10分と時だけが流れ


頭の痛みはよくなる気配がない。


これはオフィスに着いてから休んだ方が賢明かもしれない。


このままだとずっとここに居座り続けることになりかねない。


僕は頭の痛みの所為で重くなってしまった腰を上げ、ゆっくりと駅を出た。



山本｢おはようございます……｣


伊沢｢おはよう｣


渡辺｢おはようございます｣


須貝｢おはよう！｣


いつも通り返ってきた挨拶も、今は頭の痛みにかき消される。


少しだけ眉間に皺が寄る感覚と共に襲ってくる痛みは、どんどんと僕の顔を歪ませていく。


河村｢山本、どこか痛いの？｣


渡辺｢大丈夫ですか！？｣


山本｢頭が……｣


僕がそう言うと、より一層心配そうな顔をされた。


須貝｢山本って偏頭痛持ちやったっけ？｣


山本｢はい……｣


川上｢俺も偏頭痛持ってるから分かる。山本ほど酷くはないんやけど、俺も朝ちょっとだけ頭痛かったし｣


やっぱりみんな今日は痛むんだな。


伊沢｢山本、しんどかったら仮眠室で休みな？｣


山本｢良いんですか……｣


伊沢｢体調悪いんだから当たり前だよ｣


渡辺｢俺、看病しますね｣


こうちゃんに肩を貸してもらいながら、仮眠室に向かった。



仮眠室に入ると、こうちゃんに優しく布団をかけてもらい僕は休むことになった。

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