熱 / kwkm -さーにゃんさんリク- ページ43
頭、重……。
身体を起こして1番最初に思ったこと。
それくらいに分かりやすく身体が昨日と違っていた。
歩いていると身体が重いのにフワフワと浮く感覚もして、熱が高そうだということを何となく悟った。
フラつく身体で出社するも、デスクにたどり着いた瞬間
山本「あれ、川上さん顔赤くないですか?」
俺の横を通りがてら挨拶をした山本に速攻でバレた。
山本「もしかして、熱があるんじゃないですか?」
川上「大じょ……」
俺の「大丈夫」より先に山本の手が俺のおでこに触れて
山本「あっつ!これ結構高そうだな」
推測までされた。
山本「何でオフィスに来ちゃったんですか。仮眠室に行きますよ」
俺は山本に仮眠室へと連行された。
山本「ちゃんと布団を被って下さい。寒くないですか?」
川上「ちょっと、寒いかも……」
山本「まだ熱が上がるのかな……」
え、今でもしんどいのにまだ上がる?
それは嫌やねんけど。
山本「僕、執務室で仕事しているんで、何か欲しいものとか必要な物があったら、L○NEで送って下さい!すぐに持ってくるんで!たまにちゃんと様子も見に来ますから。その時に言って下さっても大丈夫ですよ」
川上「ありがとう」
山本は仮眠室を出て行った。
さて、山本はああ言ってたけれど実際、迷惑はかけたくないしな。
仕事の邪魔はしたくないし、それに何故か頼るのが恥ずかしい。
ただでさえ恥ずかしいのに相手が山本やから年下っていうオプション付き。
別に動けへん訳じゃないし、欲しいもんがあったら自分で取りに行こう。
そう決意をしたたった1分後。
川上「喉乾いてきたな……」
水取りに行こうかな。
ゆっくりと立ち上がると身体が倒れそうになって、急いで壁に手をついた。
壁伝いにキッチンまで歩く。
やっと辿り着いた時
山本「川上さん!何でここにいるんですか」
川上「水、取りに来ただけやで……」
山本「L○NEで呼んでって言ったじゃないですか!」
俺は再び、山本に仮眠室へと連行された。
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凛花(プロフ) - ゆあるさん» いえいえ、早めに教えて下さったので修正出来ました!こちらこそいつも読んで下さりありがとうございます(*^^*) (2021年4月4日 11時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
ゆある(プロフ) - 素早い修正ありがとうございます。これからもこの作品を楽しみにしています。 (2021年4月4日 10時) (レス) id: b5adb7b493 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - ゆあるさん» すみません、今修正させて頂きましたので、12の方へ飛べると思います!教えて下さりありがとうございました! (2021年4月4日 10時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
ゆある(プロフ) - すみません。リンクが体調が不良気味のようです【QK】12に繋がらないのですが、どうすれば良いですか? (2021年4月4日 10時) (レス) id: b5adb7b493 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - ルルさん» なるべくこれからも週1ペースは守ろうと思っていますので、たまにめちゃくちゃあいた時は、ゆっくりとお待ち頂けると嬉しいです。暖かいお言葉を下さり、ありがとうございます(*^^*) (2021年4月2日 5時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛花 | 作成日時:2021年1月10日 21時