体調が不良気味のようです【QK】-9-

不眠症 / kwmr -linns＊さんリク- ページ18

河村｢ぁ"……！はあ、はあ、はあ……｣


まただ……何回目？


毎日毎日、同じ悪夢を見る。


ネットやYouTubeのコメント欄が俺へのアンチで溢れて、あることないこと書かれて。


会社全体の評判に関わるからと、QuizKnockを去る夢。



俺にとって1番怖くて嫌なこと。


1番起こってほしくないこと。


夢だと分かっていても辛かったし怖かった。



次第に眠るのが怖くなっていって、寝付けなくなった。


寝不足なのは明らかで、元々色が白いのに更に青白くなっているのが自分でも分かる。


目の下の隈も日を追う毎に酷くなっていって


これだけ分かりやすく顔に出ている以上、隠せないことなんてとっくに気づいていた。


だから俺は、仕事中は話しかけるなオーラを全身に纏い


みんなから触れられないようにした。


案の定、誰も休憩中以外は話し掛けてこないし


休憩中もオーラを放つ時は誰も寄ってこない。


この話題に触れてくる人もいなかった。


これでいい。


俺が勝手に見ている夢のことなんて、みんなには関係ない。


余計な心配させたくないし。


これでいいんだ……。



眠れなくて、ストレスが溜まる。


体の疲れを取り除くことが出来ない。


頭はいつもボーッとしているし、たまに目眩もする。


正直、身体的にも精神的にも辛いんだけど


こんな個人的なことをみんなに話すのは気が引ける。


自分のことなんだしって。


またオーラを纏う。



そんな日々を繰り返して1週間が経った。


一睡したのかしていないのかさえ怪しい体に鞭を打ち、今日も出社した。


ガチャッ


執務室の扉を開けた時


河村｢っ……｣


目の前がグルリと回る感覚。


傾く身体に、それに抗う気力さえ無くて


俺は流れに身を任せ、意識を手放した。

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