体調が不良気味のようです【QK】-9-

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バレないうちに楽屋を出て、オフィスに行くために電車に乗る。


一応座れたけど、電車の揺れだけでも脳が揺れる感覚に陥る。


オフィスまでの道でも、歩くのがやっとって感じで


さすがに悪化しすぎだろ……。



ガチャッ


執務室に入った瞬間、足の力がフッと抜けて


須貝｢おはよ……って伊沢！？｣


須貝さんが間一髪で身体を受け止めてくれた。


須貝｢取り敢えず仮眠室行くぞ｣


須貝さんに支えてもらいながら仮眠室に向かい、横になった。


須貝｢伊沢、これ絶対朝からでしょ｣


計り終わった体温計を手にしながら言った。


伊沢｢バレました？須貝さんには敵わないですね｣


須貝｢38度もあるんだよ？それに、あんな倒れ方されたら誰でも分かるだろ｣


なんて言いながらも器用に看病をする手は止めずに、俺のおでこに冷えピタを貼った。


須貝｢伊沢、ほんとすぐ無理するからな〜｣


伊沢｢すいません……｣


須貝｢でも、体調が悪い中収録行ってきたんだもんな。頑張ったな｣


須貝さんの優しい声。


須貝｢よし、収録頑張ったんだからゆっくり寝なさい！身体のために｣


伊沢｢はい｣


よっぽど疲れていたのか、すぐに眠ってしまった。



伊沢｢っ、ん……｣


須貝｢伊沢、どう？体調は？｣


身体を起こしてみると、明らかに軽くなっている。


伊沢｢大分マシになっていますよ｣


須貝｢そっか。なら良かった｣


熱を計ってみると37度2分まで下がっていた。


須貝｢微熱か……｣


きっと風邪と言うよりは疲れからくるものだったんだろうな。


須貝｢あんまり頑張りすぎんなよ｣


須貝さんもきっとそのことに気づいているんだと思う。


でも心配しながらもあえてあまり言わないところに、須貝さんの優しさを感じた。


須貝｢明日には良くなってるといいな｣


伊沢｢はい。何日も仕事が出来ないのは困るので｣


須貝｢それがこうなってる原因だろ｣


須貝さんの言う通りだな。


多分、この思考は治らないけど。


翌日には熱も完全に下がり、頭痛もすっかり治っていた。



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穂香さん、リクエストありがとうございました！

伊沢さんが東大王メンバー時代という事でしたが、こんな感じ大丈夫でしょうか……？

宜しければまたリクエストよろしくお願いします(*^^*)


〜追記〜

59,000Hit突破しました！

ありがとうございます！


2020.11.23

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