腹痛 / izw -ここさんリク- ページ29
伊沢｢いた……｣
朝、お腹の痛みで目が覚めた。
カーテンを見ると、外はもう明るくなっていそうで、スマホを見ると、2度寝は出来なさそうな時間。
まだ激痛なんてものじゃないし、どちらかと言うと鈍痛の方が近い。
鈍い嫌な痛みなだけだから、早めに準備を始めるか。
酷くなってくる前に。
なんて何となく思っていた俺の考えは見事に当たり、準備を終えた頃には痛みが増していた。
やばい、これは動ける間にオフィスに行かないと。
俺は急いで家を出た。
自分のデスクに向かい椅子に座ると、思わずお腹を摩った。
痛い、痛すぎる……。
明らかに痛みが増したお腹に、摩る手を止めることは出来なかった。
伊沢｢やばい……！｣
俺は限界を感じて、トイレに向かった。
少し下痢を起こしているっぽくて、お腹を抱え込む。
俺、何か変なもの食べたっけ……？
そんな覚えないんだけどな……。
伊沢｢ゔぅ……。痛い……｣
俺は呻きながら、痛みに耐えることしか出来なかった。
俺がトイレに入って10分程たった頃
コンコン！
須貝｢伊沢？大丈夫か？｣
少し強めのノックと共に須貝さんの心配そうな声が聞こえてきた。
痛くて返事どころじゃない俺は、お腹を抑えて下を向いていた。
すると
ガチャッ
ドアを開ける音が聞こえて、俺がそちらを見る前に、俺より少し大きな手が俺のお腹を摩った。
須貝｢痛いよな……。もうちょっと頑張れよ？｣
伊沢｢はぃ……｣
須貝さんの手は温かくて、少し痛みが和らいだ気がした。
ようやく落ち着くと、須貝さんに支えてもらいながら仮眠室へ移動した。
伊沢｢痛い……｣
布団の中で相変わらずに踞ることしか出来ない。
須貝｢お腹を冷やさないように、ちゃんと布団かぶってな｣
伊沢｢はぃ……。ゔぅ……｣
めっちゃ痛いんだけど……。
須貝｢伊沢、さっきはごめんな？｣
伊沢｢何がですか……？｣
俺には謝られている理由がさっぱり分からなかった。
須貝｢いや、返事が返ってこなくて心配だったからって、勝手にトイレの中に入っちゃって。勝手に入るのはどうなんだ？とか考える前に身体が勝手に動いてたわ｣
伊沢｢良いですよ……。俺も痛みに意識が向いて鍵を掛け忘れていましたし……｣
鍵を掛け忘れた俺が悪いな。
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凛花(プロフ) - ついになりました！いつもコメントやリクエストありがとうございます！linns＊様の作品も読ませて頂いております！お互い、これからも頑張っていきましょう！ (2020年10月24日 23時) (
レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
linns＊(プロフ) - お星様赤くなりましたね。おめでとうございます。これからも応援していますね。 (2020年10月24日 23時) (レス) id: 2db5c5c8cb (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - みうな 1‐14さん» いえいえ！こちらこそリクエスト下さりありがとうございました(*^^*) (2020年10月16日 6時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
みうな 1‐14 - ありがとうございました！ (2020年10月15日 22時) (レス) id: 9aa85f3228 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - ルルさん» いえいえ！返信はいつでも時間がある時で大丈夫ですよ！お返事下さってありがとうございます！承りました！丁寧にまとめて下さってありがとうございます！助かりました(*^^*) (2020年10月4日 11時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛花 | 作成日時：2020年6月20日 21時
