体調が不良気味のようです【QK】-8-

幼児退行 / kwkm -マシュマロﾟ?(*´｀*)?ﾟさんリク- ページ26

ああ、やばい。


編集長になってからというもの、気を負いすぎたのか


3日前から腹痛に襲われている。


これが疲労からくるものだと言うことは、俺でも分かっている。


でも、俺に休んでいる暇はない。


どうせそのうち治るやろと思って放っておいたんやけど


結果は予想と正反対。


寧ろどんどん酷くなっている。


自覚はしていても、仕事は待ってくれない。


俺は今日もタイピング音を響かせた。



川上｢っ……｣


折角、集中していたのに。


急に痛みが増したお腹に、邪魔をされてしまった。


時計を見るとまだあれから2時間しか経っていない。


これ、ちょっとやばいんちゃう……？


ほんまに痛いんやけど……。


最初はバレないようにと、抑えることも擦ることもせずカタカタッとなるべく軽快に音を鳴らしていたけど、もう耐えられへん。


流石に手が、お腹の方へ勝手に動いていた。


そんな時


山本｢川上さん！？大丈夫ですか！｣


俺の異変に気づいた山本が駆け寄ってきてくれた。


川上｢ごめん、無理……｣


山本｢とりあえず、仮眠室に行きましょう。僕の肩に掴まりながらで大丈夫ですので！｣


川上｢あり、がと……｣


今は強がらず、山本の言葉に素直に甘えることにした。



仮眠室に着くと、山本はゆっくりと布団に寝かせてくれた。


振動だけで痛むこれは、少し放置しすぎたらしい。


山本｢最近、特に忙しそうでしたもんね。ゆっくり休んで下さい。寝られるなら寝ちゃっても大丈夫ですよ｣


山本はそう言いながら、俺の胸をトントンとしてくれた。


自然と襲ってくる眠気。


最近あまり眠れてなかったし。


俺は睡魔に誘われるまま、抗うこともなく眠りに落ちた。



〜ymmt side〜


川上さん、相当疲れてたんだろうな。


布団に入ってものの数分で眠ってしまった。


眠っていてもお腹は痛いのか、時折眉間に皺が寄る。


寝苦しそうな川上さんの顔を見ると、何だか僕まで胸が苦しくなってくる。


何となく心配だし、離れられないな……。


僕は執務室にパソコンを取りに行き、仮眠室に戻って作業を始めた。



作業も一段落し、伸びを1つ。


時計を見ると、あれから2時間が経っていた。


川上｢ん……｣


丁度、起きたかな？


そちらを見ると、川上さんは目を擦っていた。

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