3 ページ12
伊沢「俺、今からテレビの収録があって、帰ってくるのは夕方になるんですよね。みんな用事でいないし……」
そうなんだ……。
てことは、俺1人?
伊沢「昼頃には誰か来ると思うんですけど、それまで1人でも大丈夫ですか?」
偶みんながいないなんて、めちゃめちゃラッキーじゃん!
仕事を進めたい俺にとっては好都合。
福良「そんな子どもじゃないんだし……。1人でも大丈夫だよ……?ゲホッ」
伊沢「そんな真っ赤でしんどそうな顔で言われても……。本当に大丈夫ですか?」
福良「うん……」
伊沢「先に言っておきますけど、仕事をしようなんてこと、思ってないと思いますけど、絶対にしないで下さいね。仮眠室で、ちゃんと横になっていて下さい!」
完全に読まれてる……。
福良「分かった……」
伊沢がオフィスを出るドアの音。
それが俺のスタートの合図。
伊沢がオフィスを出た瞬間、俺も仮眠室を出た。
執務室に向かい、自分のデスクで仕事を始める。
タイムリミットは、誰かがオフィスに来るという昼頃までの約4時間。
せめて3分の1は終わらせたい。
冷静な判断なんかより目の前の仕事をなるべく進めることの方が最優先で、仕事の量に対する自分の終わらせたい量が、時間の割に多すぎるなんてこと、今の俺には気にしていられない。
カタカタとパソコンを打つ音が執務室内に木霊する。
38度を超える熱の所為でただでさえボーッとする頭が、ブルーライトの所為か更にボーッとしていく。
それでも何とか必死に指を動かし続けた。
福良「あ、スマホ……。仮眠室だっけ……?」
仕事を始めて2時間。
手元にスマホがないことに気づき、取りに行こうと立ち上がったその時
福良「ぁ……やば……」
頭が重く、足に力が入らなくて、どんどん身体が傾いていき
冷たく固い床が頬に触れた感覚と同時に、俺は意識を手放した。
福良「ん……」
目を開けると人工的な明かりが目に入る。
ふと目線を窓に向けると、カーテンの隙間から見えるのは黒だけで
え……?
福良「夜……!?」
ガバッと身体を勢いよく起こすと、その瞬間にクラッと視界が揺れて、頭が痛くなった。
伊沢「福良さん!そんな急に身体を起こさないで下さい!」
伊沢に押され、俺は再び横になった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
334人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛花(プロフ) - ついになりました!いつもコメントやリクエストありがとうございます!linns*様の作品も読ませて頂いております!お互い、これからも頑張っていきましょう! (2020年10月24日 23時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
linns*(プロフ) - お星様赤くなりましたね。おめでとうございます。これからも応援していますね。 (2020年10月24日 23時) (レス) id: 2db5c5c8cb (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - みうな 1‐14さん» いえいえ!こちらこそリクエスト下さりありがとうございました(*^^*) (2020年10月16日 6時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
みうな 1‐14 - ありがとうございました! (2020年10月15日 22時) (レス) id: 9aa85f3228 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - ルルさん» いえいえ!返信はいつでも時間がある時で大丈夫ですよ!お返事下さってありがとうございます!承りました!丁寧にまとめて下さってありがとうございます!助かりました(*^^*) (2020年10月4日 11時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:凛花 | 作成日時:2020年6月20日 21時