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〜izw side〜
執務室へと入ってきた河村さんの様子が可笑しい。
可笑しいって言い方は違うな。
アンチコメントを見つける前の河村さんに戻っている。
自分の中でちゃんと整理がついたのかな……なんて思ったのも束の間
河村さんが自分のデスクに着くなりコンピュータの電源をつけると、あからさまに固まった。
どうしたんだろ？
伊沢｢河村さん｣
河村｢……ああ、伊沢｣
河村さんはボーッとしていたけど、俺に気づいて我に返ったらしい。
伊沢｢どうしたんですか？｣
河村｢いや……何か、作った覚えのない記事がめっちゃあってさ｣
河村さんの言葉にそのファイルを覗くと、この1週間くらい、ずっと河村さんが何かに焦りながら作っていた記事たちがあった。
俺は勿論、記事もその記事を作っていた河村さんも知っている。
作った覚えのないってどういうこと……？
まさか……。
俺はあることを河村さんに訊くことにした。
伊沢｢河村さん。今日って何月何日ですか？」
河村｢え？7月10日だけど……。急に何？｣
やっぱり……。
今日は7月10日じゃなくて、7月23日。
7月10日って……ちょうど河村さんがアンチコメントを見つける前でしょ。
ということは……やっぱりアンチコメントを見つけてからの記憶がないんだ。
信じたくないけど、そうとしか考えられない。
とりあえず、河村さんにとって辛いことだし、別に無理に思い出してもらう必要もないかな。
普通の記憶喪失とは違って、あの記憶以外は全て正常っぽいし。
河村｢……ざわ、伊沢！｣
伊沢｢っ！何ですか？｣
河村｢どうしたの？そんなにボーッとして｣
伊沢｢すいません。何にもないです｣
河村｢そう？ならいいんだけど……｣
このことはもう、触れないでおこう。
河村さんがまたあんな風に追いつめられるところを、もう見たくない。
俺さえ何も言わずに、河村さんが思い出さないままなら、なかったことにできるんだから。
それから2週間。
俺の考えた通り、河村さんは前までの河村さんに戻り、あのことも思い出さないまま、平穏な日々が流れている。
でも、いつまでもそうという訳にもいかないらしく
河村｢伊沢。ちょっといい？｣
伊沢｢はい。どうしたんですか？｣
河村｢ちょっと訊きたいことがあって｣
俺に訊きたいこと？
何だろ……？
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凛花(プロフ) - ついになりました！いつもコメントやリクエストありがとうございます！linns＊様の作品も読ませて頂いております！お互い、これからも頑張っていきましょう！ (2020年10月24日 23時) (
レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
linns＊(プロフ) - お星様赤くなりましたね。おめでとうございます。これからも応援していますね。 (2020年10月24日 23時) (レス) id: 2db5c5c8cb (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - みうな 1‐14さん» いえいえ！こちらこそリクエスト下さりありがとうございました(*^^*) (2020年10月16日 6時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
みうな 1‐14 - ありがとうございました！ (2020年10月15日 22時) (レス) id: 9aa85f3228 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - ルルさん» いえいえ！返信はいつでも時間がある時で大丈夫ですよ！お返事下さってありがとうございます！承りました！丁寧にまとめて下さってありがとうございます！助かりました(*^^*) (2020年10月4日 11時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛花 | 作成日時：2020年6月20日 21時
