Story29 ページ30
それから1か月が経った。
私の心配とは裏腹に狼が出ることはなかった。
町では『狼消滅説』が流れた。
今日は休日で、慧も普通に休みだったから昨日話して家で一緒に過ごすことにした。
私が1階でテレビをつけた時、慧が降りてきた。
私はその慧の姿を見て、少し違和を感じた。
貴｢あれ？慧？｣
慧｢ん？何？｣
そう言って慧はドアから直線的に私の方へ歩いてきた。
貴｢何か……痩せたね｣
私が慧に覚えた違和感はその慧の細さ。
確かに前から細めではあったけど、今の慧は前よりも線の細さが目立っている。
顔の凹凸も少し前より分かりやすくなってるような気がする。
慧｢え？あー……うん。ダイエットしてるんだよね。ちょっと痩せてきた？｣
貴｢う、うん｣
ちょっとというか、気になるくらいには痩せてる。
慧｢効果が出てきたってことかな｣
嬉しい。と続けた慧の顔は確かに笑ってるけどどこか引きつってるような……。
そんな気がした。
貴｢そうなんだ……。頑張ってね｣
慧｢うん。ありがとう。｣
何か……隠してる？
そう感じたけど、私の思い違いの可能性だってあるし。
あまり深く突っ込めない。
そんな雰囲気を何となく慧から感じた。
ラッキーメンバー
山田涼介
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凛花(プロフ) - なみさん» そんなお言葉を頂けたのは初めてで、光栄です！ありがとうございます(*^^*) (2020年1月3日 11時) (
レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
なみ - これまで読んだうらつく小説の中で、涙が出たのは初めてでした。ありがとう。 (2020年1月3日 2時) (レス) id: 23d74d7694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛花 | 作成日時：2019年8月6日 15時
