溺愛DISH！ (ページ47)

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大切２ページ47

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『い、や、やめてください！』

男「つれないなぁ、こんなに優しくしてあげようと思ってるんだけど？」

『わっ、私まだ仕事があるので！』

男「仕事終わったから自動販売機まで来たんでしょ？そんなお見通しの嘘、つかなくてもいいよ」

『ひっ、』

ニタァ、と私に笑いかけてきて

さっきよりも力強く手首を引かれる

足に力を込めて抵抗してみても

男の人の力には敵わない

ましてや成人男性。

身長が小さめな私が適うはずもなく、

ザーザー降りの雨の中まで引きずられる。

『離してください、っ』

男「しつこいんだよ、俺と来ればいいだけだから！」

『それが嫌なんです！、離してっ！』

男「うるせえなあ！」

『っ、』

抵抗を続ける私の腹に蹴りを入れられる

ガクン、と足の力が抜けて

ズルズルと引きずられる

男「そーそー、最初っからそんくらい大人しくしとけばよかったんだよ」

『っ、』

やばい、連れていかれると思ったその時

「何してるんだよ」

ドスの効いた声

でも聞きなれた声がした

男「あーDISHの人たちか」

『みんな、っ』

メンバーのみんなが来てくれた

匠海「その子離せよ」

大智「もう警察には言ってあるから」

昌暉「その子を離して早く逃げたら」

柊生「離せって言ってるんだよ」

男「っち、くそ！」

警察という言葉に脅えて、男は去っていった

雨の中に放り出されて

朦朧とする意識の中、皆が駆け寄ってくる姿が見えた

" A！ "

そこで私の意識は途絶えた

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