隣の柊生くん

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最寄り駅について、ふたりで電車をおりて改札をくぐる 。

学校のこと、友達のこと 。

ライブのこと、お仕事のこと 。



他愛ない話をたくさんしていたら

あっという間に着いてしまった 。



もっと遠ければよかったのに 。





柊生「それじゃあ、おやすみ」

『おやすみなさい』





玄関の鍵を開けて部屋に入ろうとした時、

柊生くんに名前を呼ばれる 。





柊生「Aちゃん」

『はい？』





柊生「隣に住んでるけど連絡、してもいい？」

『っ、当たり前じゃないですか』





そう言うと柊生くんは笑って






柊生「じゃあ、おやすみ」

『おやすみなさい』





2度目のおやすみ、を言って

家の中に入っていった 。



私も部屋に入って

ソファに踞る 。



私、振り回されてる？

なんでこんなに良いことづくしなんだろう、、





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