キスの後、barの先 ページ24
__カランカラン
扉が開く音
隆二「いらっしゃいAさんと、岩ちゃん。龍友！ふたりを席に案内してあげて」
隆二さんが言うと奥から若い男性が来た
隆二「こいつは数原龍友。ここのウェイター後、俺の後輩」
龍友「龍友です！社長よろしくお願いします」
A「よろしくお願いします、龍友くん！」
挨拶をし、それから席に案内して貰った
barの中はゆったりとした曲で落ち着く雰囲気
お客さんは大体女性が多い
案内してもらった席はおしゃれな二人がけのソファーに膝下くらいまでのテーブル
ソファーに座ると岩田さんも私の隣に座った
少し腕が引っ付くくらいの距離
さっきのことを思い出してしまいそう
龍友「お飲み物はどうなさいますか？」
A「え！えっと、レモンサワーで！」
剛典「俺はまだ案内し終わってないからウーロン茶でお願い」
龍友くんは「かしこまりました」と言って隆二さんのところに行った
__ドキドキ
やっぱり、思い出してしまう
剛典「大丈夫？A」
A「だ、大丈夫ですよ！」
岩田さんはほっとしたようにここの説明をしてくれた
剛典「ここのbarは隆二さんがマスターでお客さんにお酒を作ったりしてる。後さっき直己さんが言ってたようにここのボーカルをしてる。臣さんもここのボーカル……この時間だともうすぐで臣さんがステージに上がって歌うことになってる」
A「登坂さんと隆二さんは歌う時間帯が決まっているんですか？」
剛典「うん！1回目は臣さんソロ。2時間後に隆二さんソロ。隆二さんがソロのとき臣さんがマスターでお酒作ってる。そしてbarが終わる40分前に、隆二さんと臣さん二人で歌ってるんだ！その時のマスターは龍友がやってる、たまに龍友も歌うよ！」
「へぇー」と言うと女性の歓声と拍手がなった
ステージには登坂さんがマイクを持って立っていた
周りのライトは登坂さんを中心に照らしていた。女性達は登坂さんを見るなり顔を覆っていたり、暗くても分かるぐらいに顔が赤くなっていたり、興奮している女性達が多かった
それぐらい人気なんだと思った
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作者名：REINA. | 作成日時：2017年12月7日 23時
