恋とギャンブルと最高のKiss (ページ18)

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ギャンブルタイム12/12 ページ18

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直己「すみません、A様。今から急な用事が入ってしまいました。なので私の代わりに岩田に案内してもらいます。本当に申し訳ございません。」

直己さんは深々と頭を下げた

A「頭を上げてください！用事があるなら仕方ないです！私は大丈夫なので直己さん、謝らないでください！」

直己さんは「ありがとうございます」と言ってもう一度礼をして去って行った

岩田さんか……なんか不安

少しぼーっとしていたら耳にフッと息がかかった

A「！！！なに！？って岩田さん！！本当にびっくりさせないでください！困ります！」

剛典「あはは〜(笑)そんなにびっくりする？そうだ、直己さんに健二郎さんのテーブル紹介しろって言われてたんだった！」

岩田さんはそう言うと私の手を優しく握り健二郎さんのテーブルに向かって歩いた

剛典「Aちゃんは臣さんのことどう思っているの？」

A「急にどうしたの？後、なんで、手繋いでいるんですか？？」

岩田さんは「イヤ？」ってまた可愛い顔で言ってきた

そんな顔されるとイヤなんて言えないでしょ

A「別に、イヤじゃないですけど…」

剛典「良かった〜、それで臣さんのことどう思っているの？？」

どうって___別に

無茶苦茶な人だなって思ってる

岩田さん、あなたのこともね

A「別に、どうも思っていませんよ。変わり者が沢山いるなって、そう思っていまーす」

剛典「はは！変わり者ねー、あ！健二郎さんのデーブル賑わってるね。一応言っとくけど健二郎さん、すごいよ。本当に」

健二郎さんのテーブルを覗いて見るとトランプのゲームだった

健二郎さんは確かディーラーだったはず

A「岩田さん、健二郎さんはディーラーなんですよね？」

剛典「そうだよ。ここのフロアの一番のディーラー。あ、見て見て。あの奥の男性多分賭けに出るよ」

奥の男性に注目して見ると何かを意を決して自分の持っているチップ全額を賭けていた

賭け姿を見ていたギャラリーは歓声を上げていた

そして、その男性以外に同じ数ずつベットしていくお客さん

A「え！賭け金をそんなに出すんですか！？」

剛典「みんな勝負に出るって事だよ。ちなみに全員引き分けだったらそのチップはディーラーに渡される。要するに健二郎さんがあのチップ全部貰えるってわけ」