ギャンブルタイム ページ17
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直己さんによるとみんなどっかに行ったのは担当フロアに行ったかららしい
ホテルのフロントにつき渡り廊下を歩きながら移動しているとカジノフロアに向かおうとしているお客さんが沢山いた
派手なおじ様おば様
キレイで色っぽい美人の人
ひと目でわかるお金持ちの男性…などなど
絶対にお金を持っている人達がカジノフロアに向かって歩いていた
そして私達は大きな扉の前で列になって並んだ
直己「この列は身元確認のための列です。犯罪者や、出禁になっている人達がいるかも知れませんので」
A「へ、へぇー。」
犯罪者……怖すぎる！
あと、出禁！？
A「出禁ってどんなことをしたら出禁なんですか？」
直己「いろいろありますよ。チップを全額賭けたのに負けてしまってお金が足りなくなってしまって暴れた方、他のお客様の迷惑行為、女性スタッフのセクハラ、多額の借金などなど…ですかね」
A「じゃあ、この身元確認は重要な仕事なんですね！すごいです！」
直己さんは「いえいえ」と笑った
直己「私達は次ですね………片寄、こちらA様次期社長です」
片寄「こんばんは、A様。私は片寄涼太と申します」
A「あ！こんばんは！」
片寄さんはニッコリと笑い「どうぞ」と、通してくれた
直己「片寄涼太はとても真面目でいい子なんですよ。」
クスクスと笑う直己さん
通路を歩いているとまた入り口付近に男性が立っていた
直己「隼、ご苦労。こちら次期社長のA様」
隼と言う子は子供みたいな笑顔で「こんにちは！」と挨拶をしてきた
A「フフ、こんにちは！」
隼君は扉をあけてようやくカジノフロアについた
直己「A様、ここが当ホテルのカジノです！」
目の前に広がっていたのは
チップを楽しそうに賭ける人達
悔しそうにもう1回ベットしようとしている男性
勝ったのか嬉しいそうに山のようなチップを貰っている女性
キレイなシャンデリア
きらびやかなドレスにスーツ
お金の音や、お客さんの賑わう声
スタッフが笑顔で配るカクテル・ビール……
____これが「ギャンブルという名の景色」？？
私はその迫力に息を呑んだ
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作者名：REINA. | 作成日時：2017年12月7日 23時
