16 一つの刃 二つの炎 ページ16
「え、俺！？」
「はい。…さっき見たんです。真冬さんが、ヒノカミ神楽のような火を生み出すところを。あと少しで斬れる。そう信じて、一緒に刃を振るってくれませんか。」
「…分かった。」
不安はある。炭治郎でさえ、ヒノカミ神楽を使ったあとは体がボロボロになるんだ。
肺が焼き切れるかもしれない。
でも、真っ直ぐ俺を信じてくれる瞳に頷いてしまった。
この世界にトリップした時点で、運の尽きだ。
炭治郎が左側、俺が右側に立ち、両手で柄を握る。
その時、壁から魘夢の肉が槍のような形となって飛び出した。
「真冬さん下がって！……！」
その攻撃が届くことはなく、切り刻まれた。
「っく、こっちに構うな子分共！！！！お前らはお前らのやる事に集中しとけ！！こいつの攻撃は俺様が全部抑えてやる！」
「ありがとう伊之助くん！」
「…礼なんかいいんだよもふもふ野郎！お前は俺たちに�犲蕕蕕譴覘畭Δ凌祐屬覆鵑世茵�！」
「真冬さん！俺たちも、」
「っあぁ、そうだね。」
全集中
2人の息が合わさると同時に、刀身から火柱が生まれる。
熱風でじわりと汗が滲む。
ヒノカミ神楽
二重炎刀
碧羅の天
風すらも放つ炎刀は、先頭車両を切り離した。
魘夢の頸を斬った！！！！！
その瞬間、列車が大きな悲鳴を上げ暴れ狂う。
「脱線する！！！衝撃を和らげるために、…炭治郎くん、水のこきゅ、…っ、」
急に息苦しくなり、声が出なくなる。
熱い、苦しい…！
「っ分かりました！伊之助、真冬さんを抱えて、できるだけ安全なところに居てくれ！！」
「もふもふ！しっかり捕まっとけ！！」
伊之助に米俵のように抱き抱えられた。
炭治郎は列車の上に上がり、水の呼吸を繰り出そうとしてくれている。
さっきまで炎を纏っていた刀から水が湧き上がると、じゅわりと音を立て水は蒸気に変わった。
列車が線路から外れ、横転しようとする。
炭治郎は素早く列車から飛び降り、先頭車両を追いかける。
「水の呼吸 弐の型・改 横水車！！！」
水はほとんど蒸気と化し、湿度を含んだ熱風が傾きかけた列車を押し戻す。
ほぼ衝撃を生まないまま、列車は土の上に制止した。
327:名無し
ほ
328:名無し
し
329:名無し
の
330:名無し
げ
331:イッチ
たつけて
332:イッチ
かこきゅ、
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名無し - 続きが見たいです (2022年6月18日 23時) (
レス) @page21 id: 01efb78f59 (このIDを非表示/違反報告)
かわうそ - 好き過ぎます。豊田議員いて草 (2021年7月12日 14時) (レス) id: 2b3a05bb5d (このIDを非表示/違反報告)
如月、 - 待ってました！やっぱり面白いです(*´ω｀*) (2021年1月2日 15時) (レス) id: fc170e4fc8 (このIDを非表示/違反報告)
acero(プロフ) - 気長に待ってます (2020年12月23日 2時) (レス) id: 60f9dea93c (このIDを非表示/違反報告)
Kurea(プロフ) - ちょこちょこ気づき始めてる人いるのは最高です。もうどんどんバレちゃってください。 (2020年11月27日 14時) (レス) id: 45012a775b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろもも | 作成日時：2020年10月23日 23時
